オリジナルアニメ『ラザロ』について、あらすじや登場人物についてまとめていくので、これから見る方はもちろん、忙しくて時間が空いてしまった人にも参考にしてほしいです。
また、毎話ごとに感想や考察もしているので、気になる情報は随時追加していきます。
ラザロのあらすじと相関図
まずは、ラザロがどんな物語で、登場人物やその関係性について整理していきます。
- あらすじ
- 主な登場人物
- 相関図
あらすじ
あらゆる痛みを感じなくなる奇跡の鎮痛剤ハプナ。今から約4年前に開発されたこの薬は瞬く間に世界に広がり、開発したスキナー博士はアインシュタイン以来の天才と称されることになる。
しかし3年前、ハプナの流通が始まるとスキナー博士は表舞台から忽然(こつぜん)と姿を消してしまう。
世界が痛みから解放され、ハプナが一般的な薬となっていた今日。スキナー博士が全世界の動画サイトに公開したハプナの副作用について語った動画によって、世界はパニックに陥れられる。
実は服薬したハプナは体内にとどまり続け、服薬からちょうど3年で突然死を引き起こし、その副作用による最初の犠牲者は今から30日後に生まれることが明かされる。
スキナー博士はハプナの副作用を止める特効薬を持っており、自分を見つけることができれば人類は生き延びられる、と挑戦ともとれる発言も同時に行う。
さまざまな思惑が交錯する中、世界はスキナー博士の捜索と、ハプナの解毒薬の開発に前例を注ぐことになる。
主な登場人物
・スキナー博士
奇跡の鎮痛剤ハプナを開発した、アインシュタイン以来の天才。ハプナの副作用を止める特効薬を持っており、自身を神ではなく七番目のラッパ吹きと表現する。
・アクセル・ジルベルト
888年の刑期が残っている囚人。ノースポート刑務所に収監されている。脱獄の常習犯であり、パルクールとカポエラが得意。
・ダグ
ハーシュの運転手として登場したが、チームに指示を出しており実務面のリーダー格と思われる。
・クリスティン
明るく自由奔放な性格。銃やバイクが好きで、頭も切れる。
・リーランド
普段は学校に通う学生だが、ハーシュのチームに属しており、ドローンのような機械に強い。
・エレイナ
インドア派の普通の女性に見えるが、警察無線を傍受するなどハッカーとしての一面を見せる。
・ハーシュ
アクセルに面会しにきた女性で、アベルの部下。ダグ・クリスティン・リーランド・エレイナを束ねラザロというチームを組織する。スキナー博士の動画を受け、アクセルもチームに勧誘する。
・アベル
ハーシュの上司で情報機関NSA(アメリカ国家安全保障局)の長官。
相関図
1話公開時点で判明している相関図

ラザロの感想
ここからは最新話まで見た上で、感想を整理していきます。
- 世界観はすごく良いがセリフ回しが△
- 2話以降でどんな展開をしていくのか楽しみ
世界観はすごく良いがセリフ回しが△
1話は世界の状況説明とこのアニメの雰囲気を伝えることが中心となっていたため、内容についてはこれからという感じです。
キャラクターや街並み、音楽、アクションなどは素晴らしく、オシャレなアニメという印象です。一方で、セリフ回しには少し癖があり、海外ドラマの吹替版という表現がピッタリハマる気がします。
カッコいい表現と寒い表現は紙一重な部分があり、失敗すると厨二病感が出てしまいますが、個人的にどうしても気になってしまうセリフが1つありました。これは人によるので、回数はばらけると思いますが、多くの人にとって1回以上は気になる表現があったと思います。
2話以降でどんな展開をしていくのか楽しみ
アニメの雰囲気は1話で十分に伝わったので、2話ではチームメイトの細かい説明や、スキナー博士の追い方、チームの目的など、物語のベースになる情報が明かされていくはずです。
話が進むにつれて徐々に明かされていくパターンもありますが、1話の作り方的には割としっかり説明してくれるイメージがあるので、2話ではある程度の方向性が示されると思っています。
まだまだ分からないことだらけなので、良い方向に話が進んでいくことを期待しています。
ラザロの考察や気になったこと
ここからは、これまでの展開で気になったことや考察をまとめていきます。
- スキナー博士の狙い
- 第七のラッパ吹き
スキナー博士の狙い
スキナー博士は、ハプナと副作用に対する特効薬を作った上で、犠牲者が出る30日前に表舞台に戻ってくるという、よく分からない動きをしています。
痛みがないのは死んでいるのも同じみたいなセリフがありましたが、その状態を作り出したのはスキナー博士本人であり、結局何がしたいのかは今のところ見えてきません。
特効薬を一度使ってしまうと、ハプナが二度と使えない(服薬しても効能を発揮する前に排出されてしまう)というデメリットはありそうですが、末期患者のように治療療法しか術のなくなった患者にとっては、ハプナが奇跡の薬であることに変わりはありません。
また、じん帯損傷や捻挫など、いわゆる我慢できるレベルの痛みから逃れるためにハプナを利用した人に対しては、痛みのない人生は死んでいるも同じという博士の問題提起があたりますが、緩和治療中の人には当てはまらないはずで、その辺の整合性をどう持たせるのかも気になります。(マザーテレサのような発想の可能性もありますが、、、)
痛みから解放される鎮痛剤と3年で死ぬという制約が素晴らしい一方で、博士が何をしたかったのか?という疑問に対する答えがそれなりの物でないと、一気に陳腐な物語になってしまうので、この謎が明かされていくことを願っています。
第七のラッパ吹き
1話の考察にも書きましたが、第七のラッパ吹きに過ぎないという言葉について、再度考えておこうと思います。
まず、第一~第六は吹かれたという認識なのか、終わりの始まりという表現を暗示するために使われた表現なのかが現時点では不明です。
ただ、もし第一~第六が終わっているという認識なのであれば、スキナー博士の狙いが深掘りされていることになり、どのような問題提起がなされるのか楽しみです。
次に、人類の3分の1が死ぬ可能性があるという暗示であれば、それは利用者数を示しており、博士が持っている特効薬でどのように止めるのかも気になります。(普通に流通させるだけでは、間に合わない人が出てしまう)
そう考えると、3年で死ぬという発表そのものが嘘の可能性もあるのかもしれません。
ラザロの各話の感想と考察
最後に、各話の感想を下記にまとめていくので、そちらも見ていただけると嬉しいです!
1話(GOODBYE CRUEL WORLD)の感想と考察
1話の見どころは、そんなアクセルの憎めない性格とカッコいいアクションを、オシャレな雰囲気で楽しめるところで、パルクールとカポエラを掛け合わせた動きは圧巻です!