連載開始直後から話題沸騰中の『カグラバチ』
刀と妖術が交差する世界観や、復讐を誓ったチヒロの物語が織りなすバトルアクションに夢中になる人が続出しています。
感情移入しやすい王道展開と圧倒的な迫力の戦闘シーンも人気の理由で、ネット上でも「カグラバチは面白い」という声が多く聞かれますが、実際のところどうなのでしょうか?
今回は、そんな『カグラバチ』のストーリーや登場人物、そして「なぜカグラバチが面白いと言われるのか」を徹底解説していきます!
面白くないという評判の理由についても言及しているので、読んでみようか迷っている方も、ぜひ参考にしてください。
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カグラバチが面白い!ストーリーや登場人物を解説
大人気のカグラバチ!そもそもどんな話なのか気になりますよね?
まずはストーリーや登場人物をご紹介していきます。
カグラバチってどんな話?
護衛の手段として、刀と妖術が一般的になった日本。
そんな日本で、特に恐れられている6本の妖刀を巡る壮絶バトル漫画です!
遡ること15年前。日本中を巻き込んだ斉廷(さいてい)戦争が終結しました。この対戦では、妖術師を中心とした激しい殺し合いが繰り広げられ、数多くの猛者が名を挙げました。
しかし、この戦争で最も名を挙げた人物は妖術師ではなく、六平国重(ろくひらくにしげ)という一人の刀匠でした。後に日本一の刀匠と称される国重は、世界で唯一”妖刀”を生み出すことに成功します。
妖刀を使えば、妖術師が生み出す力とは比べ物にならない妖術を扱うことができるようになり、戦局を覆す力がありました。国重が生み出した妖刀は僅か6本でしたが、これにより戦争は終結します。
平和のため6本の妖刀は国重の元に返され、戦後は身の安全を守るため結界の中を中心に生活をするようになります。国重の息子である千鉱(チヒロ)は、父のような刀匠になるため、父と共に毎日修行に励んでいました。
そんな平和が続いていたある日、3人の妖術師が突如として親子を襲い、6本の妖刀を奪い去っていきます。父の背中を見て育ち、妖刀に込めた想いを誰よりも近くで聞いていたチヒロはその全てを背負い、6本の妖刀を取り戻す旅に出かけます。
主な登場人物
六平千紘(ろくひらちひろ)
カグラバチの主人公。作中ではチヒロとカタカナ表記が用いられることがほとんど。国重の想いを背負い、すべてを奪い去った妖術師に復讐を果たし、6本の妖刀を奪還することを心に決める。
六平国重(ろくひらくにしげ)
世界で唯一”妖刀”を作り出せる刀匠。斉廷(さいてい)戦争で最も名を上げ、戦争終結の立役者になる。
柴登吾((しばとうご)
国重の友人で、チヒロの相棒。神奈備(かむなび)に所属していた妖術師だが、今は組織を抜けており、チヒロのサポートを全力でしている。
ヒナオ
東京にある喫茶ハルハルで情報屋を生業としている。裏社会の人間に妖術師を紹介することも多く、刀や妖術についても精通している。チヒロたちにも協力している。
主な組織
神奈備(かむなび)
日本の治安を守っている妖術師の組織。柴が元々所属していた組織であり、チヒロたちとは別に妖刀を追っている。
毘灼(ひしゃく)
国重から妖刀を奪った妖術師集団。4年ほど前から活動している精鋭集団で、その多くは謎に包まれている。
作者は外薗 健(ほかぞの たける)
外薗先生は2000年生まれの25歳。まさに新進気鋭の実力派作家です!
若干20歳で手塚賞を受賞し、受賞作品である「炎天」は2021年にジャンプGIGAで読み切りとして掲載され、21歳でプロデビューを果たしました。
その後、2度ジャンプGIGAで読み切りを掲載し、週刊少年ジャンプでも2度読み切りを掲載。2023年9月に発売された42号で初の連載作品としてカグラバチの掲載が決まります。
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カグラバチが面白い理由を徹底解説
ここからは、カグラバチの魅力を徹底的にご紹介していきます!
一部、面白くないという声もあるので、その辺の理由にもしっかり言及してきます。
王道ストーリーでのめり込める
まずは、週刊少年ジャンプらしい王道ストーリーで、基本的には誰でも楽しむことができる物語になっています。
刀と妖術という日本らしさ全開の設定はもちろんですが、全貌が見えない敵の雰囲気や復讐の動機、アクションシーンの爽快さなど、バトル漫画はこうでなくちゃという要素がしっかり詰まっています!
しかも、話のテンポもちょうどよく、静と動のメリハリがハッキリしているので、読み始めると止まりません。
作品全体から感じる雰囲気は、鬼滅の刃やBLEACH、呪術廻戦に似ている気がしているので、こういった作品が好きな方にはぜひ手に取っていただきたいです。
戦闘描写やキャラがかっこいい
妖刀はもちろんですが、刀や妖術の描写もカッコよく、オシャレな雰囲気も相まって厨二心をくすぐられます。
戦闘描写の迫力と読みやすさのバランスが絶妙で、作者が見せたい部分が自然と見やすくなるような構成になっています。これは当たり前のことかもしれませんが、カグラバチのようにしっかり両立させていることは、バトル漫画の必須条件なのかもしれません。
加えて、登場キャラクターの個性が強く、みんなが魅力的に見えます。特に、登場人物のゴツさは個人的にかなり気に入っています。
筋肉ムキムキという感じではないですが、首の太さや肩回りなど、いかにも肉弾戦やってます!!という感じのキャラクターが多く、作品の中だけでなくリアルにいても一目で強さを感じてしまうようなデザインになっています。
優しそうな雰囲気の人も多いのが、より強さや怖さを強調しているポイントだと思います。
設定の複雑さもちょうど良い
作品のテーマとしては複雑になりそうですが、ついていきやすいように上手く調整されています。
- チヒロ
- 神奈備(かむなび)
- 毘灼(ひしゃく)
という三すくみの構成になっていますが、1巻や2巻までは神奈備の存在感をうまく消しているため、登場人物の多さや設定の複雑さを感じることなく、世界観を無理なく理解できるようになっています。
そのため、頭を空にして戦闘描写を楽しむこともできますし、しっかり読み込んで考察しながら楽しむこともできます。
累計220万部突破!ジャンプも太鼓判
3巻が発売された2024年7月時点でも累計35万部とかなり売れており、2024年8月には「次にくるマンガ大賞2024」コミックス部門1位と、もともとかなり評価されている作品でした。
その期待に応えるように勢いはとどまることなく、5巻が発売された2024年12月時点では累計130万部を超えました。そして、2025年5月2日に第7巻が発売され、5月14日時点で累計発行部数は220万部を突破しました!
つまり、1年もたたず195万部も発行部数を増やしていることになり、勢いも全く落ちていないことになり、たったこれだけでもその勢いや評価の高さがうかがえます。
販売元である集英社も「今、ジャンプで1番売れている日本刀バトルマンガ!」と紹介しており、その期待値や販売状況に太鼓判を押しています。

面白くないと言われる理由
個人的にはかなり面白いと思っていますが、面白くないと言われる理由を確認したところ、次の3つに集約されました。
作品のテーマが暗い
進みが遅い
先の読める展開
作品のテーマが暗い
チヒロが旅を始めるきっかけは妖刀を取り返すためであり、その原動力は復讐が主になっているため、どうしても暗い雰囲気になってしまいます。面白くないという評価をする人の中には、作品全体の暗さが合わないと感じてしまうようです。
近しいものだと鬼滅の刃が思い浮かびますが、炭治郎は禰󠄀豆子を人間に戻すことを目標として鬼殺隊に入り、鬼を倒していくため、恨みや憎しみを刀に込めることはほとんどありません。
これが鬼滅を暗くなりすぎないようにしているポイントであり、鬼という強大な敵に全力で挑んでいくジャンプらしさを味わうことができます。
対してカグラバチは、恨みや憎しみを思いっきり刀に乗せて敵と戦います。こうした違いから、暗い雰囲気が苦手と言う人には合わないのかもしれません。
進みが遅い
個人的にはテンポ良く進んでいると思いますが、テンポが悪いと感じる人も一定数いるようです。
敵の全体像が見えにくい
登場人物が多い
いろんな意見があると思いますが、おそらくテンポが悪いと感じる原因はこの辺りにあると思います。
王道展開だと毘灼(ひしゃく)の下っ端を倒して、徐々に上の役職に辿り着くのがセオリーですが、その下っ端にすらなかなか会えないため、人によってはストレスが溜まるのかもしれません。
また、魅力的なキャラクターが多いのですが、登場するペースが少し早いため、1キャラ単位でみると情報量が薄くなってしまいます。そのため、推せるほど感情移入できるキャラが少なく、全体的に薄い印象になってしまうのかもしれません。
先の読める展開
王道を行く作品の定めでもありますが、先の展開が読めてしまうという声も一定数ありました。
こればっかりは仕方がないですし、多くの人に受け入れられる作品には常に付きまとう問題と言えるでしょう。
カグラバチはこんな人におすすめ
刀と妖術、王道ストーリー、戦闘描写のカッコよさ、作品全体のおしゃれ感
この辺が、カグラバチの魅力になるので、鬼滅の刃やBLEACH、呪術廻戦が好きな人にはぜひ読んで欲しいです!
おそらくしっかりハマるはずです。
面白くないという声もあるにはありますが、一度読んでみて損はない作品だと思います。
暗さが気になって読もうか悩むという人に、あえて基準を示すとするとベルセルクが妥当かなと思います。
ベルセルクが問題ないという人であれば、全く気にせず読み進められると思います。逆に、黄金時代編でもきつかったという方には、合わない可能性が高いかもしれません。。。
微妙なのは蝕(しょく)以降からきつくなったという人で、この場合は読んでみないと分からないです。
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総括カグラバチが面白い
- カグラバチの魅力
- 刀と妖術が交差する世界観で、復讐を誓った主人公・チヒロが妖刀を取り戻す物語。
- 迫力のバトルアクションと感情移入しやすい王道ストーリーが魅力。
- キャラクターの個性や戦闘描写がカッコよく、読者の「厨二心」をくすぐる。
- ストーリーの概要
- 15年前の斉廷戦争後、妖刀を巡る壮絶な戦いが繰り広げられる。
- 主人公チヒロは、父のような刀匠になろうと修行中、妖術師によって妖刀を奪われ、取り戻すために旅立つ。
- 主な登場人物
- チヒロ:主人公。父の想いを背負い、妖刀を取り戻すために戦う。
- 国重:チヒロの父で世界唯一の妖刀を作れる刀匠。
- 柴登吾:チヒロの相棒で、妖術師だったが現在は抜けてサポート。
- ヒナオ:情報屋で、裏社会の人々にも妖術師を紹介している。
- カグラバチが面白い理由
- 王道ストーリー:復讐の動機、アクションシーン、静と動のメリハリが絶妙で、ジャンプ作品らしい展開。
- 戦闘描写:刀と妖術の描写がカッコよく、バトルシーンが迫力満点。
- 展開描写の上手さ:テーマは複雑だが、物語の進行がスムーズで理解しやすい。
- 売上と評価:2024年5月時点で累計220万部を突破、ジャンプでも注目の作品。
- 面白くないと言われる理由
- 作品のテーマが暗い:復讐がテーマで、全体的に暗い雰囲気が気になる人も。
- 進みが遅い:敵の全体像が見えにくく、展開が遅いと感じる人も。
- 先の読める展開:王道展開のため、予測しやすい部分がある。
- カグラバチをおすすめする人
- 刀と妖術、王道ストーリー、戦闘描写のカッコよさが好きな人。
- 「鬼滅の刃」や「BLEACH」、「呪術廻戦」が好きな人。