今回は『片田舎のおっさん、剣聖になる』の漫画3巻の感想や考察を、あらすじやみどころを整理しながらご紹介していきます。
ゼノ・グレイブルとの激闘を終え、宵闇の魔手(よいやみのましゅ)と戦闘が始まる3巻。今後につながる話が多く目が離せない展開が続きます!
今回も前半はこれから読む方向けにあらすじや見どころをご紹介し、後半は考察や感想をまとえていきます。
2巻のあらすじと感想・考察・見どころはこちら
4巻のあらすじと感想・考察・見どころはこちら
この記事のポイント
・漫画3巻のあらすじやみどころをネタバレなしで知れる
・3巻の登場人物について整理されている
・全体だけでなく各話の感想や考察を読める
・発売日やページ数など3巻の掲載情報が分かる

片田舎のおっさん剣聖になる漫画3巻のあらすじ・登場人物とみどころ
まずは、漫画3巻のあらすじと登場人物を確認していきましょう。
- これまでの振り返り
- 漫画3巻のあらすじ
- 3巻の主な登場人物
- ミュイの境遇を知ったベリルと伏線の数々
これまでの振り返り
アリューシアの働きかけにより、レベリオ騎士団で剣術指南役をすることになったベリル。レベリオ騎士団副団長のヘンブリッツや王国魔法師団師団長のルーシーに腕試しをされるなど、トラブルに巻き込まれる日々を過ごしていた。
弟子の一人であるスレナに、冒険者の育成も兼ねて迷宮攻略の協力を打診される。
弟子のお願いならばと快く受け入れるも、腕を疑われたベリルはスレナと試合をすることに。弟子の成長を感じながらも、ベリルはスレナに勝利し、その実力を証明する。
迷宮攻略の帰り際、特別討伐指定個体に指定されているゼノ・グレイブルが突如現れる。
漫画3巻のあらすじ
ゼノ・グレイブルの相手をするベリルだったが、なんでも燃やす火によって剣を燃やされピンチを迎えていた。間一髪のところで、ポルタたちを逃がしたスレナが現れ、二人でゼノ・グレイブルの討伐に挑む。
なんとかバルトレーンに戻ったベリルたち。いつもの日常が戻ると、伸び悩みを感じていたクルニに声をかけ、失った剣の代わりを求め鍛冶屋を訪ねる。
新しい剣ができるのを待っていたある日、一人の少女に財布すられてしまう。。。
3巻の主な登場人物
レベリオ騎士団
・ベリル・ガーデナント
本人に全く自覚はないが、片田舎の剣聖と呼ばれている。代々続く片田舎の道場で育てた弟子たちが出世し、優秀な弟子を何人も輩出している。
・アリューシア・シトラス
王国最強といわれるレベリオ騎士団で、史上最年少の団長となった天才。ベリルの元教え子で、神速のアリューシアと呼ばれている。
魔法師団
・フィッセル・ハーべラー
王国魔法師団のエースで、ベリルの元教え子。愛称はフィス。剣術と魔法を組み合わせた戦い方が得意。
・ルーシー・ダイアモンド
王国魔法師団の師団長。王国最強の魔術師であり、フィッセルに魔法を教えた師匠でもある。噂に聞いていた片田舎の剣聖に興味を持っている。
冒険者
・スレナ・リサンデラ
再上位ランク「ブラック」の冒険者で、ベリルの元教え子。竜を倒したことでその称号を手にし、竜双剣のリサンデラと呼ばれている。
・メイゲン
ギルドマスターの補佐。ベリルの実力に疑念を抱き、待ったをかける。
・ポルタ
ブロンズランクの冒険者でチームのリーダーをしている。勇気ある判断で身を危険にさらす。
鍛冶屋
・バルデル・カスプ
ベリルの弟子で鍛冶師。他の弟子とは違い、大人になってからベリルを訪ね、鍛冶職人として剣士の気持ちを知りたいと言って入門。握手をすることで使い手の力量やイメージが分かるため、その人に合った武器に仕上げることができる。
宵闇の魔手
・宵闇
宵闇の魔手の頭。さまざまな魔道具を装備している
・ミュイ・フレイヤ
ベリルの財布を盗もうとするも失敗する。魔力を持っていることが分かり保護される。
ミュイの境遇を知ったベリルと伏線の数々
3巻の見どころは大きく2つあります!
1つはミュイの境遇を知った時のベリルの反応です。ベリルの財布をミュイが盗もうとしたことがきっかけで2人は知り合いますが、子どもがやったことでありベリルは気に留めません。
ただ、ベリルが盗みを働いている理由や背景を聞いた時のベリルの反応は怖く、師範として数々の生徒を指導してきたからこそ、大人の悪意で不遇な状況にある子どもを放っておくことができず、そんな大人に敵意がむき出しになるのかもしれません。
この時のベリルの表情や行動はとにかくカッコよく、魅力的です!
もう1つは伏線の数々です。
1巻~2巻にかけては、ベリルの実力や弟子、主要人物の紹介エピソードのような回が多くありましたが、3巻からはいよいよ本格的な事件に巻き込まれていきます。
宵闇の魔手との戦闘はもちろん、その他のエピソードも今後につながるものばかりですので、流し読みしないことをおすすめします!
片田舎のおっさん剣聖になる3巻の各話の感想と考察
ここからは、各話の感想や考察をまとめていきます!
今回は考察してしまうとネタバレになってしまうことが多いため、感想メインです。
- 第11話:「おっさん、反撃開始!」の感想
- 第12話:「おっさん、鍛冶屋に行く!」の感想
- 第13話:「おっさん、ペンダントを拾う!」の感想
- 第14話:「おっさん、少女と再会する!」の感想
- 第15話:「おっさん、囲まれる!」の感想
第11話:「おっさん、反撃開始!」の感想
スレナとベリルの共闘は最高でした!
ベリルとゼノ・グレイブルの一騎打ちの時は、手に汗握るような緊張感がありましたが、スレナが合流してからは安心感がすごく、ピンチと言うピンチはありませんでした。
どちらかというと、この2人に攻撃されるゼノ・グレイブルが可哀そうに見えてしまいましたw
11話の最後に明かされたランドリドさんの秘話も、ベリルの弟子らしい話で良かったです!
第12話:「おっさん、鍛冶屋に行く!」の感想
凹んだクルニを一目で見抜いたのはさすがの一言でした!
単純な話ではありますが、間合いの問題を武器で解決するというのは、悩んでいる本人ではなかなか辿り着けない解決策だと思うので、師匠としての一面が垣間見えました。
特に、周りが同じような武器を使っていると、余計に思いつかなくなってしまうかもしれません。
第13話:「おっさん、ペンダントを拾う!」の感想
13話は何といってもバルデル回です!
一定水準以上のレベルであることが条件だとは思いますが、握手するだけで使い手のイメージを想像でき、その人にあった武器に仕上げられるというのはすごいとしか言いようがありません。
そして、クルニは闘牛の姿が鮮明にイメージできたことに対し、ベリルのたこの姿は全体像はおろか、顔のイメージも浮かばない演出はめちゃくちゃ良かったです!
使い手の底が見えない描写であり、バルデルも伸びしろがあるように思います。こういうのを見ると、おまけに書いてあるアリューシアやスレナのイメージはどれほど鮮明だったのか気になります。
第14話:「おっさん、少女と再会する!」の感想
14話はフィスやベリルの魅力が詰まったエピソードでした。
暴走するミュイに対するそれぞれの反応が素晴らしく、余裕を見せるルーシーとは違い、熱い気持ちを抑えきれない2人が印象的でした。
ベリル以上に達観して見えるルーシーの年齢や生い立ちも気になる回でもありました。
第15話:「おっさん、囲まれる!」の感想
ルーシーの煽り文句の一つ一つが品のある嫌みでカッコよく、僕の大好物でした!!
おもちゃを貰えてよほど嬉しいようじゃな
は特にお気に入りで、ただバカにするだけでなく、自分の力で手に入れたものではないと見透かしているようなニュアンスも入っており、最高です!!
片田舎のおっさん剣聖になる漫画3巻の表紙と発売日と話数
最後に、漫画3巻の基本情報をご紹介します。
- 2023年4月1日発売で表紙はアリューシア
- 収録されているのは11話~15話
発売日は2023年4月1日で表紙はアリューシア
漫画3巻の発売日は2023年4月1日、秋田書店から発刊されています。ちなみに小説版は、スクウェア・エニックスから2022年2月7日に発売されています。
3巻の表紙は扉絵含めアリューシアでした!

どちらも魅力的で、表紙は剣を構え余裕を見せた表情のアリューシア、扉絵は寝起きのような照れてるような表情をしています。

25年3月時点で6巻まで発刊されていますが、僕は一番好きな表紙です。
おっさん剣聖は紙でも読むことができ、Amazonでも購入できますので、のぞいてみてください!。
収録されているのは11話~15話
漫画3巻に収録されている話数は全5話です。ゼノ・グレイブルとの戦いから始まり、今後の物語につながる重要な話が収録されています。
第11話(p3~p34)
「おっさん、反撃開始!」
第12話(p35~p66)
「おっさん、鍛冶屋に行く!」
第13話(p67~p104)
「おっさん、ペンダントを拾う!」
第14話(p105~p142)
「おっさん、少女と再会する!」
第15話(p143~p176)
「おっさん、囲まれる!」
片田舎のおっさん剣聖になる漫画3巻のあらすじと感想・考察・見どころのまとめ
- 漫画3巻のあらすじ
- 剣を燃やされピンチに陥ったベリル
- スレナが助けに戻りゼノ・グレイブル討伐に挑む
- バルトレーンに戻ったベリルは、鍛冶屋を訪ねる
- ミュイという少女に財布を盗まれそうになる
- 3巻の見どころ
- ミュイの境遇を知ったベリルの反応がすごい
- 今後の展開につながる伏線が多数描かれている
- 主な登場人物
- ベリル・ガーデナント:片田舎の剣聖
- アリューシア・シトラス:レベリオ騎士団団長
- フィッセル・ハーべラー:王国魔法師団のエース
- ルーシー・ダイアモンド:王国魔法師団師団長
- スレナ・リサンデラ:ブラックランクの冒険者
- メイゲン:ギルドマスターの補佐
- ポルタ:勇気ある判断で身を危険にさらす冒険者
- バルデル・カスプ:ベリルの弟子で鍛冶師
- 宵闇:宵闇の魔手の頭
- ミュイ・フレイヤ:ベリルの財布を盗もうとした少女
- 各話の感想と考察
- 第11話:ゼノ・グレイブルが可哀そうになった
- 第12話:クルニに対するベリルの助言はさすが
- 第13話:バルデルの能力と演出は素晴らしかった
- 第14話:フィスとベリルの熱い想いが魅力
- 第15話:ルーシーの嫌味な煽り文句は最高
- 漫画3巻の表紙・発売日・収録話数
- 発売日:2023年4月1日
- 表紙:アリューシア
- 収録話数:11話~15話