2024年から連載を開始し、早くも話題になっている『しのびごと』ですが、「実際どうなの? 面白いの?」と気になりますよね。
『しのびごと』は、ジャンプらしいアクションとギャグの絶妙なバランスがクセになる、今注目の“現代忍者×学園”漫画です。
昔から秘密裏に警護されてきたヒロインのアオイと、同年代最強の忍者と呼ばれるもコミュ障のヨダカを中心に巻き起こるバトルや不器用なやり取りが魅力の一つです。
実はこの作品、2021年に『アメノフル』でタッグを組んだ原作・作画コンビが再集結して生まれた新連載となっており、アメノフルファンにも喜ばれています。
この記事では、そんな『しのびごと』のストーリーや登場人物の魅力、そして“なぜ面白いのか”を徹底解説していきます!
この記事のポイント
・しのびごとのストーリーや登場人物を丁寧に紹介
・しのびごとが面白い理由を整理
・面白くないと感じる人の理由も解説
しのびごとが面白い!ストーリーや登場人物を解説
まずは、しのびごとのトーリーや登場人物など、その世界観をご紹介していきます。
- しのびごとってどんな話?
- 主な登場人物
- 作者はアメノフルでタッグを組んだ2人
しのびごとってどんな話?
公にはされていないものの現代でも忍者は存在し、公安警察忍部隊(こうあんけいさつしのびぶたい)として、日本の安全を守っています。
そんな忍部隊で若手最強と言われているヨダカは、戦闘はお手の物ですがコミュニケーションが大の苦手です。極度のコミュ障で、保護した要人と5分同じ空間にいることすら耐えられません。
しかし、その弱点を補って余るだけの戦闘スキルを持っており、女子高生である向井アオイを護衛するため、その子と同じ学校に生徒として潜入することになります。
アオイは子どもながらに趙重要人物であるため、ヨダカの他にも優秀な同世代の忍が潜入し、友達役や恋人役など様々な任務が与えられ、安全に学校生活が送れるような体制が整えられました。
そんなアオイですが、幼いころから密かに守られ続けてきたことが影響して、自分のいる世界が誰かに作られたように感じるようになり、自分と親しくしようとする第三者に疑念を持つようになってしまいました。
そのため、友達役になるはずだった陽キャの忍者を素直に受け入ることができず、コミュ障のヨダカに安心感を覚え友達になってしまいます。
コミュ障のヨダカと要人のアオイを中心に、楽しい学校生活と暗殺者と戦う日々が始まります。
主な登場人物
・ヨダカ(野月ユウ)
しのびごとの主人公。同世代最強の忍者だが、極度のコミュ障。
・向井アオイ
しのびごとのヒロイン。ものすごくドジな反面、自分の芯をしっかり持っている。
・ヒバリ(藤宮カナ)
向井アオイと同じクラスに潜り込んだ忍者。親友になることを目指す。向きはメガネ女子の陽キャだが、本来は超交戦型で、可愛く明るい女子を演じるために頑張っている。
・ウミネコ(内海タキ)
向井アオイと同じクラスに潜り込んだ忍者。恋人になることを目指す。表向きは明るい男子だが、本来は冷静であまり感情をのせない。
・オペさん
忍者にイヤモニから指示をだす裏方。おそらく男性。
作者はアメノフルでタッグを組んだ2人
2021年にジャンプで連載していた『アメノフル』は、原作「たけぐし一本」作画「みたらし三大」のコンビで描かれていました。
それから僅か3年で再度ジャンプ連載を勝ち取っています。
たけぐし一本先生の経歴は一切不明で、アメノフルとしのびごとの原作を担当していることが分かっています。みたらし三大先生も初連載はアメノフルですが、読み切り漫画ジャンプやジャンプ+に複数掲載しています。
しのびごとが面白い理由を徹底解説
ここからは、しのびごとが面白い理由を徹底解説していきます。
- キャラクターが魅力的
- ギャグと戦闘シーンのメリハリが最高
- ジャンプの人気投票や口コミも好調
- 面白くないと言われる理由
キャラクターが魅力的
主要人物でピックアップした、ヨダカ、アオイ、ヒバリ、ウミネコ、オペさんの5人のキャラクターが立っていて、とても魅力的です。
ヨダカはコミュ障で少しなよなよしていますが、友達のために本気になれる熱い男ですし、アオイはドジだけど正義感が強く頭も切れます。そして何よりかわいいです。
ヒバリとウミネコもそれぞれ魅力的で、演じている顔と忍者としての顔を持っていますが、どちらもヨダカに一目置いており、それぞれがどのように影響し合っていくのか楽しみです。
最期に、忘れちゃいけないのがオペさんです。オペさんが入ることで会話にテンポが生まれ、話がどんどん面白く進んでいきます。
ギャグと戦闘シーンのメリハリが最高
ギャグと戦闘シーンのバランスがちょうどよく、見ていて疲れず夢中になって読み進めてしまいます。
まずギャグシーンですが、基本的に笑わせようとするものではなく、クスっとするような顔がにやけてしまうような、そんな雰囲気のものばかりです。だからこそ、押しつけがましくなく、寒気を感じることもなく、ちょっと変わった高校生の日常として素直に受け入れられます。
次に戦闘シーンですが、しのびごとというタイトル通り、やはりメインは忍者によるアクションだと思います。戦い方にもそれぞれ特徴があり飽きませんし、背景がごちゃごちゃすることもないので見やすく、何よりカッコいいです!
この2つメリハリが効いており、オペさんが合いの手のような役割を果たしているため、シリアスシーンで緊張感がなくなることもなければ、日常シーンでぎこちなさを感じることもありません。
ジャンプの人気投票や口コミも好調
2025年4月11日時点で28話掲載されており、平均掲載順位は9.6位とまずまずの位置につけています。
Amazonの口コミも1巻、2巻共に4.7と好評で、今後の展開に期待です。


面白くないと言われる理由
そんな『しのびごと』ですが、一部口コミでは面白くないというものも見られます。僕なりにまとめてみたところ、主に2つの理由がありました。
まず1つは、『キルアオ』や『アンダーニンジャ』に似ていると感じた読者によるものです。個人的には「似ていると言われれば似ている」というレベルで特に気にすることなく読めました。
たしかに部分部分を切り抜けば同じ設定と思えるものもありますが、学校で要人を守る、現代忍者、といった設定はベタではあるので、気にしない人が多いのではないかと思います。
2つ目は、単調さです。テンポよく読みやすい作品ですが、逆を言うとこの作品ならではという要素は多くなく、どこかで見た要素が詰まっているとも言えます。
ただ、これを言い出すと多くの作品がそうなってしまいますし、奇をてらった作品ではなく王道の面白さを追求するのであれば当たり前に出てくるものだと思います。
また、敵がアオイを襲ってきてそれを迎え撃つという展開が続くため、そこにも単調さを感じる人もいるようです。これも作風上仕方がないため、場面や敵を上手く切り替えることができれば問題ないように思えます。少なくとも今日時点で発刊されている2巻までは単調さを感じませんでした。
しのびごとが面白い!読むべき理由とあらすじの総括
- 『しのびごと』は現代忍者×学園ものでジャンプらしいアクションとギャグのバランスが魅力
- 『アメノフル』でタッグを組んだ原作・作画コンビによる新連載
- しのびごとが面白い理由は、魅力的なキャラクター、テンポやメリハリの良さ
- 5人の主要キャラの掛け合いと連携が見ていてあきない
- コミュ障だが同年代最強の忍者と幼いころから秘密裏に警護されてきたヒロインのやり取りが楽しい
- ギャグシーンはクスっと笑える日常的なもので、戦闘シーンは忍者アクションが見やすくカッコいい
- 2025年4月11日時点で28話掲載されており、ジャンプの掲載順位や口コミも好調
- 面白くないと言われる理由は他作品との類似性や王道ゆえの展開の読みやすさ