【片田舎のおっさん剣聖になる】漫画4巻のあらすじと感想・考察・見どころ解説

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【片田舎のおっさん剣聖になる】漫画4巻のあらすじと感想・考察・見どころ解説

今回は『片田舎のおっさん、剣聖になる』の漫画4巻の感想や考察を、あらすじやみどころを整理しながらご紹介していきます。

4巻では宵闇の魔手(よいやみのましゅ)との戦いが終わり、バックにいた組織が動き出します!

前半はこれまでの振り返りや4巻のあらすじ、見どころをご紹介していきます。後半では感想や考察をまとめていきます。

3巻のあらすじと感想・考察・見どころはこちら

この記事の見どころ
・漫画4巻のあらすじやみどころをネタバレなしで知れる
・4巻の登場人物について整理されている
・全体だけでなく各話の感想や考察を読める
・発売日やページ数など4巻の掲載情報が分かる

片田舎のおっさん剣聖になる 漫画4巻 表紙
出典:コミックシーモア
目次

片田舎のおっさん剣聖になる漫画4巻のあらすじ・登場人物とみどころ

まずは、漫画4巻のあらすじと登場人物を確認していきましょう。

  • これまでの振り返り
  • 漫画4巻のあらすじ
  • 4巻の主な登場人物
  • 神速のアリューシア!

これまでの振り返り

レベリオ騎士団で剣術指南役をすることになったベリル。さまざまな強敵と試合し、ゼノ・グレイブルを討伐したことで、その実力が徐々に日の目を浴び始める。

指南役として初めて給料を受け取った日の夕方、ミュイという少女に財布をすられそうになる。聞くと死者蘇生の魔法を扱える魔術師に、姉を蘇らせてもらうため、盗みを働いていたことが分かる。

ルーシーからそんな魔法はないと聞いたベリルは怒りを隠しきれず、ミュイに道案内をしてもらい、ルーシーと2人でアジトに乗り込むのであった。

漫画4巻のあらすじ

魔喰いの皮衣をはじめ、多くの魔道具に身を包んだ宵闇。魔術師のルーシーは相性最悪かに思われたが、魔喰いの弱点を突くように攻撃し、徐々に形成が傾いていく。

アジトの外で囲まれたベリルであったが、圧倒的な実力差を見せているとロバリーが予想外の動きをみせる。

宵闇の魔手との戦闘が終わったかに思われたが、宵闇に魔道具を提供していた組織が行動を開始することに。

4巻の主な登場人物

レベリオ騎士団

・ベリル・ガーデナント
本人に全く自覚はないが、片田舎の剣聖と呼ばれている。代々続く片田舎の道場で育てた弟子たちが出世し、優秀な弟子を何人も輩出している。アリューシアの働きかけで、レベリオ騎士団の剣術指南役をしている。

・アリューシア・シトラス
王国最強といわれるレベリオ騎士団で、史上最年少の団長となった天才。ベリルの元教え子で、神速のアリューシアと呼ばれている。

・ヘンブリッツ・ドラウト
レベリオ騎士団の副団長。アリューシアがいなければ団長だったと言われるほど腕が立ち、怪力で知られている。轟剣というふたつ名をもっている。

・クルニ・クルーシエル
レベリオ騎士団の団員で、ベリルの元教え子。小柄な見た目からは想像できないパワーを持っている。活発な性格と明るさから皆に慕われている。

魔法師団

・フィッセル・ハーべラー
王国魔法師団のエースで、ベリルの元教え子。愛称はフィス。剣術と魔法を組み合わせた戦い方が得意。

・ルーシー・ダイアモンド
王国魔法師団の師団長。王国最強の魔術師であり、フィッセルに魔法を教えた師匠でもある。噂に聞いていた片田舎の剣聖に興味を持っている。

宵闇の魔手

・宵闇
宵闇の魔手の頭。さまざまな魔道具を装備している

・ミュイ・フレイヤ
ベリルの財布を盗もうとするも失敗する。魔力を持っていることが分かり保護される。姉であるヘリカ・フレイヤを復活させようとしていた。

謎の組織

・シュプール
ベリルとはたまたま一緒にお酒を飲む。平民から騎士になるほど腕がたち、ロバリーがベリルと比べるほど。

・ロバリー
宵闇の魔手で宵闇と一緒に行動していた男。ベリルの実力を見て、すぐに逃げることを決める。

・ギャミ
捕らえられた宵闇の元へ向かう。高い身体能力を持つ。

・口元を隠した女性
魔法に詳しい一面を見せる。

神速のアリューシア!

アリューシアが最高すぎます!!

4巻では、ついにアリューシアの本格的な戦闘シーンが描かれました。ヘンブリッツが団長になれないことに納得してしまうような実力差が、明確に表現されています。(もちろん、得意分野の違いもあるとは思いますが……)

“神速”の名にふさわしい圧巻のスピード感! 主な戦闘描写は、見開き2ページを含む計5ページにわたり描かれており、戦闘前の静かな動きとの対比も相まって、まるで実際に動いているかのような躍動感と速さを感じました。

第19話「おっさん、道を示す!」で描かれているので、ぜひ見てください。

片田舎のおっさん剣聖になる4巻の各話の感想と考察

ここからは、各話の感想や考察をまとめていきます!

今回も考察してしまうとネタバレになってしまうことが多いため、感想メインです。

  • 第16話:「おっさん、血を浴びる!?」の感想
  • 第17話:「おっさん、飲み明かす!」の感想
  • 第18話:「おっさん、噂される!」の感想
  • 第19話:「おっさん、道を示す!」の感想
  • おまけ:ミュイと宵闇の思い出(仮称)の感想

第16話:「おっさん、血を浴びる!?」の感想

ルーシーが宵闇を子ども扱いする様子を存分に楽しむ回でした!

前回のベリル戦でも感じましたが、まだまだ彼女の強さの底が見えません。

魔食い狼(マギ・フォルマティオニス)を倒したのは、肉体強化魔術を極めた戦士とのことでしたが、今後登場しそうな雰囲気がぷんぷんします。(もしかすると弟子の可能性も?)

系統は違えど魔剣士であることは間違いなさそうなので、フィスとどのように絡んでいくのか楽しみです。

第17話:「おっさん、飲み明かす!」の感想

ロバリーとシュプールの強敵感が最高でした!

ロバリーは決して最強ではないものの、狡猾で手強い相手としての存在感が際立っていました。仲間をも躊躇なく切り捨てる冷酷さに加え、何よりもその判断の速さが恐ろしかったです。

シュプールとベリルの居酒屋でのやりとりも印象的でした。まさに互角という雰囲気で、もし違う形で出会っていれば、良きライバルになっていたのだろうと感じます。

演出の都合もあるとは思いますが、個人的にはベリルには常に一枚上手な存在であってほしいところ。同格のライバルは、一人くらいに絞ったほうがベリルの格が際立つのではないかとも思いました。

この回から、「正確に先を見通す力」と「流れを読む力」こそが強者の証であり、それが多く描写されるほどキャラクターのレベルの高さが示される、という構造がより明確になった気がします。

第18話:「おっさん、噂される!」の感想

この回はおいおい・・・という印象が強かったです。

仮にも王国最強の騎士団の地下牢に閉じ込めているので、もう少し潜入に苦戦するなり、地下牢から抜け出せないなり、騎士団の価値が落ちないような形にしてほしかったです。

ギャミの強さは光っていましたし、ヘンブリッツに余裕があるように見えたのはよかったですが、簡単に潜入され賊を逃がすというのは、騎士団の格を落としてしまう演出だったと思います。

おまけのフィスとヘンブリッツのやり取りは、ほのぼのしたかわいらしさがあったよかったです。

第19話:「おっさん、道を示す!」の感想

アリューシアの戦闘シーンは圧巻でしたが、ギャミ、ヘンブリッツ、シュプールも最高でした!

殺すことを前提に戦うギャミと、捕らえることを前提に戦うヘンブリッツが互角に渡り合うことで、どちらにも見せ場があり、かませ感がなかったのが良かったです。

さらに、戦闘シーンの中でギャミはパワータイプには強そうな雰囲気があったため、アリューシアに瞬殺されても、ヘンブリッツの魅力が損なわれることはありませんでした。

そして最後のシュプールも印象的でした。仲間の死を悼む姿や、追撃を予見する鋭い勘が、強敵としての存在感を際立たせ、思わず恐ろしさを感じるほどでした。

おまけ:ミュイと宵闇の思い出(仮称)の感想

ミュイと宵闇が互いを単なる道具や憎しみの対象として見ていなかったことが明かされました。

ミュイにとって宵闇は親代わりのような存在でもあったため、多少なりとも情が移るのは理解できます。しかし、宵闇もまたミュイに対して同じような感情を抱いていたことが分かり、少し切ない気持ちになりました。

「道具だ」と言いながらも、最後に見せた表情は、むしろ憎しみの目で睨まれた方が楽だったのではと思わせるようなもので、何とも言えない気持ちになりました。

片田舎のおっさん剣聖になる漫画4巻の表紙と発売日と話数

最後に、漫画4巻の基本情報をご紹介します。

  • 2023年9月1日発売で表紙はヘンブリッツ
  • 収録されているのは16話~19話+おまけ

発売日は2023年9月1日で表紙はへブリッツ

漫画4巻の発売日は2023年9月1日、秋田書店から発刊されています。ちなみに小説版は、スクウェア・エニックスから2022年7月7日に発売されています。

4巻の表紙はヘンブリッツ(おそらくギャミと戦うとき)で、扉絵は訓練中のクルニとヘンブリッツでした。見どころではアリューシアをピックアップしてしまいましたが、4巻の主人公はヘンブリッツと言っても過言ではなかったです。

片田舎のおっさん剣聖になる 漫画4巻 表紙
出典:コミックシーモア

クルニの様子を見守るような表情が何とも言えず、イケメンという感じでした!

片田舎のおっさん剣聖になる 漫画4巻 扉絵
出典:コミックシーモア

おっさん剣聖は紙でも読むことができ、Amazonでも購入できますので、のぞいてみてください!。

電子書籍は、ebookjapanやU-NEXT、コミックシーモアなどで読むことができ、僕はコミックシーモアで読んでいます!

収録されているのは16話~19話+おまけ

漫画4巻に収録されている話数は全4話です。タイトルはついていませんでしたが、魔法師団がミュイを引き取った後、ミュイと宵闇の思い出話がおまけに収録されています。

第16話(p3~p32)
「おっさん、血を浴びる!?」

第17話(p33~p72)
「おっさん、飲み明かす!」

第18話(p73~p112)
「おっさん、噂される!」

第19話(p113~p146)
「おっさん、道を示す!」

おまけ(p148~p152)
ミュイと宵闇の思い出(仮称)

片田舎のおっさん剣聖になる漫画4巻のあらすじと感想・考察・見どころのまとめ

  • 漫画4巻のあらすじ
    • ルーシーが魔喰いの弱点を突く
    • 敵に囲まれたベリルも圧倒的な実力で危なげなく進む
    • ロバリーが予想外の動きを見せる
    • 宵闇に魔道具を提供していた組織が行動を開始する
  • 4巻の見どころ
    • アリューシアの本格的な戦闘シーンが初めて描かれる
    • 戦闘前の静かな動きとの対比も相まって、まるで実際に動いているかのような躍動感
  • 各話の感想と考察
    • 第16話: ルーシーの強さの底が見えない。魔食い狼を倒した戦士の今後が気になる
    • 第17話: ロバリーとシュプールの強敵としての存在感が魅力
    • 第18話: 騎士団の地下牢への潜入と脱出が容易であったことが少し残念
    • 第19話: アリューシア、ギャミ、ヘンブリッツ、シュプールの見どころ満載
    • おまけ: ミュイと宵闇の想いを知り、切ない気持ちになった
  • 漫画4巻の表紙・発売日・収録話数
    • 発売日: 2023年9月1日
    • 表紙: ヘンブリッツ
    • 収録話数: 16話~19話+おまけ

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この記事を書いた人

僕が気になって読んだ・見た作品のあらすじや感想をネタバレ有で紹介していきます。完全なインドア派で、暇があればいろんな作品を見たり読んだりしています。

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