今回は『汚れなき子』の5話の感想や考察をまとめていきます。
ついに5話まできました!
- 次々発見される女性の遺体
- 監視カメラ越しの犯人
- ハンナの思惑
- ハンナとヨナタンの父親
重要な謎が出そろい、次回がいよいよ完結篇です。
まずは前回の振り返りをした上で、5話のあらすじや見どころを解説していきます。後半では感想や考察をまとめていきますので、楽しんでいってください。
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汚れなき子5話のあらすじ・登場人物・見どころ
まずは前回までの振り返りをしつつ、5話の登場人物を整理し、あらすじと見どころをご紹介していきます。
- 前回までの振り返り
- 5話の主な登場人物
- 5話のあらすじ
- ヤスミン役のキム・リードルの演技が最高
前回までの振り返り
5か月前、レナとして捕らえられたヤスミン。閉鎖空間でハンナ・ヨナタンと過ごすことを強要され、強迫観念に縛られるように。何とか逃げだすことに成功したヤスミンだったが、車に轢かれ緊急搬送される。
13年前に失踪したレナの事件との関係性が疑われる中、ヤスミンに連れ添ったハンナの口から、自宅(監禁場所)にヨナタンがいることが明かされる。監禁場所は元NATOの軍事施設であり、地雷による被害もでたが、ヨナタンの救出に成功する。
犯人と思しき男性の遺体が見つかり一件落着に思われたが、家に仕込まれていた爆弾が爆発した。犯人の手掛かりを探す中、森の中でレナと思われる白骨遺体が見つかる。ハンナが心を開いていたルートは、犯人によって殺害される。
自宅に戻ったヤスミンは、幻聴によって日に日に体調を悪くしていく。ゲルトはハンナの父親を捜すため、レナの元恋人のDNA採取に動き出す。ハンナとヨナタンの元へは、監禁主からのプレゼントが届けられる。
5話の主な登場人物
グラス家
・ヤスミン グラス
監禁場所から逃げ出した女性。車にはねられ緊急搬送される。13年前に失踪したレナとの関係は不明。耳にこびりつく監禁者の声と恐怖のせいで、パニックを起こし、正しい証言ができない。
レナの子ども
・ハンナ ゴリアテ?
レナの子ども、綴りはHANNAHで回文になっている。上手くやれる、やれているという意味深な独り言を言っている。12歳にしては体が小さい。ゴリアテはハンナが思い付きでつけた苗字の可能性が高い。レナ・ベックの父をおじいちゃんと呼ぶ。
・ヨナタン ゴリアテ?
監禁場所に一人残っていたハンナの弟。ハンナとは違い、心を閉ざす時間が長い。
レナの両親
・マティアス ベック
13年ぶりに娘が見つかったと思い、冷静な判断ができていない。ハンナが小さい時のレナに似ており動揺する。ハンナを引き取り育てようと考える。
・カリン ベック
夫のマティアスほど気は動転していないが、常に不安げな表情を浮かべている。ハンナが小さい時のレナに似ており動揺する。
病院のスタッフ
・ハムシュテット ベネディクト
精神科の緊急医。ハンナの精神状態を確認するために呼ばれた。
警察
・アイダ クルト
アーヘン署の刑事。突入の指示を出したことで同僚を犠牲にしたことに責任を感じる。
・ゲルト ビューリング
州刑事局の捜査官。13年前の失踪事件を調査していた。マティアスとは友人関係にあった。
・イネス ライジヒ
現場に到着した警察官。アイダがいない間、現場の指揮を執ることが多い。
関係者
・フロリアン
レナの元恋人。ハンナの父親を捜すDNA鑑定のために地元に戻る。
5話のあらすじ
続々と見つかる白骨遺体。マスコミの取材は過熱し、精神が不安定になるベック夫妻。そんな中、マティアスはハンナを引き取ることを決意し、カンナと意見が対立する。
自宅療養しているハンナは幻聴が強くなり、いよいよ追い込まれていく。
一方で、ハンナの父親のDNA鑑定結果が分かり、ヨナタンの父親の目星もつき捜査に進展がみられるが、、、
ヤスミン役のキム・リードルの演技が最高
5話の見どころは、幻聴や監禁時の記憶に悩まされながら、揺れ動く感情を見事に表現しているヤスミン役のキム・リードルの演技です。
追い込まれていく様子ももちろんですが、そこから変化する心境の変化が素晴らしく、良い意味でゾッとしてしまいます。
物語自体も佳境に入っており、これまで見えてこなかったピースが続々と明らかになります。点と点がつながりそうでつながらない、そんなモヤモヤする気分を味わいますが、6話で一気に解消されることを想うと、ワクワクしてきます!
汚れなき子5話の感想と考察
それでは、5話の感想や考察をしていきます。いつも通り気になるシーンをピックアップしていますが、終わり方が気になってしまい、批判的な感想が多くなっています。。。
- ヤスミンの変化は怖かった
- フロリアンは事件に関係しているのか
- 確かに自宅に招くのは早すぎる
- 警備会社の社長が怪しく見える
- あと1話で完結できるのか
ヤスミンの変化は怖かった
汚れなき子はキャストの演技が全体的に素晴らしいですが、5話のキム・リードルの演技は本当に素晴らしかったです。
強迫観念による幻聴によって自殺を考えるところまでは、ただただ可哀そうという感想でしたが、監視カメラを見つけ、何かが吹っ切れたことで、監禁生活に戻るために正気を取り戻していく様子は、本当に怖かったですし惹きつけられました。
完全に洗脳状態となってしまったヤスミンですが、最後には犯人の呪縛から解放されて欲しいなと願っています。
フロリアンは事件に関係しているのか
ハンナの父親はレナの元恋人ということで、正直に言うとなんの変哲もないありきたりな結末でした。
今時点だとミスリード役にもなれていないため、今後フロリアンがどのように事件に関わるのか謎ですし、もし関わらなかったとしたら、この結末は少しモヤっとしてしまいます。
実話ではなくフィクションである以上、物語終盤に登場させるキャラクターには、ミスリードか、意外性か、どちらかの役割を持たせて欲しいです。
確かに自宅に招くのは早すぎる
マティアスが相談せずにハンナを自宅に迎えることを決めますが、カンナの怒りがもっともで、さすがに早すぎる気がします。
あれだけマスコミ囲まれた状態で自宅に迎えるということは、どんな記事を書かれるか分かりませんし、自宅周辺に居座る期間をいたずらに長引かせるだけでしょう。
登場時からずっと冷静な行動はとれていないため平常運転と言えば平常運転ですが、何かしら意図や裏があって欲しいです。
警備会社の社長が怪しく見える
これもあまり望まない未来ですが、警備会社の社長が物凄く怪しく見えます。
体系もそうですが、スタッフが怪しいと思わせて社長が黒幕でした。という展開はよくあるものですし、わざわざ警察に来たのか?という趣旨のゲルトの発言や表情の伏線も回収されていないため、いよいよ怪しく感じてしまいます。
また、警備スタッフにアイダが鎌をかけるシーンもありますが、あれも社長が怪しいと思ったうえで、弱みを握られ社長の言いなりになって動いているであろうスタッフに揺さぶりをかけているように思えました。
あと1話で完結できるのか
あと1話で完結なので完結はするのですが、正直納得できる終わり方になるのか不安を覚えています。
各キャラクターに怪しい雰囲気を醸し出させた結果、黒幕はおらず、新キャラが犯人や不足していたピースでしたという落ちになりそうな流れになってきました。
実話であればそれも仕方ないですが、フィクションかつミステリーでそれは反則なので、いい意味で予想を裏切ってほしいです。
汚れなき子5話のあらすじと感想・考察・見どころまとめ
- 前回までの振り返り
- 閉鎖空間でハンナとヨナタンと過ごすことを強いられたヤスミン
- 13年前に起きたレナ失踪事件との関連が疑われる中、監禁場所にヨナタンがいることが明かされる
- 監禁場所は元NATOの軍事施設で、地雷による被害も出たが、ヨナタンの救出に成功する
- 犯人の手掛かりを探す中、森の中でレナと思われる白骨遺体が見つかる
- 自宅に戻ったヤスミンは、幻聴によって日に日に体調を悪くしていく
- ゲルトはハンナの父親を捜すため、レナの元恋人のDNA採取に動き出す
- ハンナとヨナタンの元へは、監禁主からのプレゼントが届けられる
- 5話のあらすじ
- 続々と白骨遺体が見つかり、マスコミの取材が過熱する中で、ベック夫妻は精神的に不安定になる
- マティアスはハンナを引き取ることを決意し、カンナと意見が対立する
- 自宅療養中のハンナは幻聴が強くなり、追い込まれていく
- ハンナの父親のDNA鑑定結果が判明し、ヨナタンの父親の目星もつき捜査に進展が見られる
- 見どころ
- ヤスミン役のキム・リードルの演技
- 物語が佳境に入り、これまで見えてこなかったピースが明らかになる
- 5話の感想と考察
- ヤスミンの変化に恐怖を感じた
- フロリアンも事件に関係していて欲しい
- ハンナを自宅に迎えることはさすがに早すぎる
- 警備会社の社長が怪しく見える
- あと1話で納得のいく完結となるのか不安