今回は『汚れなき子』の1話の感想や考察をまとめていきます。
YOUTUBEのドラマ紹介チャンネルで流れてきたのがきっかけで知り、謎が謎を呼ぶ感じで物凄く引き込まれました。
前半パートでは、あらすじや見どころなどを解説していますので、視聴を悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。後半では感想や考察をまとめていきますので、若干ネタバレが含まれます。
汚れなき子1話のあらすじ・登場人物・見どころ
まずは1話の登場人物を整理した上で、あらすじと見どころをご紹介していきます。
- 1話の主な登場人物
- 1話のあらすじ
- 複雑に絡み合う事件と謎が見どころ
1話の主な登場人物
監禁場所から逃げ出した人物
・レナ ゴリアテ?
監禁場所から逃げ出した女性。車にはねられ緊急搬送される。13年前に行方不明になった同姓同名の人物だと期待されるも、人違いとされる。ゴリアテはハンナが思い付きでつけた苗字の可能性が高い。
・ハンナ ゴリアテ?
レナの子ども、綴りはHANNAHで回文になっている。レナを追いかけついてくるも、逃げ出した感じはしない。12歳にしては体が小さい。ゴリアテはハンナが思い付きでつけた苗字の可能性が高い。レナ・ベックの父をおじいちゃんと呼ぶ。
・ヨナタン ゴリアテ?
監禁場所に一人残っている。ハンナの弟。
レナの両親
・マティアス ベック
13年ぶりに娘が見つかったと思い、冷静な判断ができていない。ハンナが小さい時のレナに似ており動揺する。
・カリン ベック
夫のマティアスほど気は動転していないが、常に不安げな表情を浮かべている。ハンナが小さい時のレナに似ており動揺する。
病院のスタッフ
・ルート キュッパース
大学病院の看護師。ハンナの初期対応を行い、心を許している人物。
・ハムシュテット ベネディクト
精神科の緊急医。ハンナの精神状態を確認するために呼ばれた。
警察
・アイダ クルト
アーヘン署の刑事。
・イネス
現場に到着した警察官。不審な人物を目撃し追いかけるも捕まえられない。
・ゲルト?
州刑事局の捜査官。13年前の失踪事件を調査していた。
1話のあらすじ
監禁場所から逃げ出したレナ。森の中を進んでいると走る車を見かける。助けてもらおうと先回りするも、車にひかれてしまう。レナを追いかけてきた娘のハンナは無事だったが、救急車に乗り大学病院までついていくことに。
ハンナの対応を任された看護師のルートは、語られる内容からただ事ではないことを察し、警察にレナの家の事情を説明する。
レナの事故情報を見た州刑事局の捜査官は、13年前に失踪したレナと同姓同名であり特徴が一致していることから両親に知らせるも、娘ではないと否定されてしまう。
複雑に絡み合う事件と謎が見どころ
1話は謎が謎を呼ぶ展開で、この先どうなるのだろうというワクワクが止まりません!
監禁しているのは誰なのか?
ハンナは敵か味方か?
13年前の事件とのつながりは?
1話の謎はこの3つの軸に集約できます。情報がたくさんあるようで何もなく、分からないことが分かる、といった展開が続くため目が離せません!!
現場の混乱する様子がリアルで、役者さんの演技も素晴らしく、単純な事件にみえてそうではなく、不気味さが漂い続けます。
全部で6話あることを考えると、おそらく2話~4話にかけて1話の伏線が回収されていき、新たな謎の解明と共に事件の結末を予想できるようになるのではないかと思います。
ミステリー好きの方にはぜひ見ていただきたいです!
汚れなき子1話の感想と考察
それでは、1話の感想や考察をしていきます。まだ犯人は予想できませんが、1話の状況を生んだ背景は予想できるため、それを中心にまとめていきます。この先は一部ネタバレが含まれますので、ご注意ください。
- 最高に面白かった
- レナをひいたのは監禁に関わった人
- ハンナは送り込まれている
- 死体に見えるのは侵入者
- レナの逃走までを考えてみる
- ハンナとレナの両親の関係とは
めちゃくちゃ引き込まれた
まず、シンプルに1話は最高に面白かったです!
その分、2話以降の展開や結末が不安にもなっていますw
僕の勝手な感覚ですが、今回のような謎が謎を呼ぶタイプの作品は、1話目が最高に面白く、謎が明かされるにつれて、そんなこと。。。?という展開になるものが多く、しっかりまとめてくれるのか心配になっています。
それでは、僕なりの考察・予想をしていきます。
レナをひいたのは監禁に関わった人
レナを車でひいたのは、監禁していた人物か、その仲間、あるいはハンナかもしれません。
ハンナの独り言も含めて証言を吟味すると、部外者が応急手当だけして、警察が来る直前に逃げ出すというのは現実的ではない気がします。
それであれば、逃げ出そうとした罰として車でひいた、追いつかれたレナが自殺するために車に飛び込んだ、などと考える方が自然な気がします。
また、あまり重要ではありませんが、森の中で走る車のライトを見つけ、その車に助けを求めるように追いかけ追いつく、というのも違和感がありました。
ハンナは送り込まれている
ハンナの上手くやれているという独り言や、情報収集を欠かさない姿勢は、送り込まれていると考える方が自然です。
そもそも、レナが逃げるシーンにハンナは映っておらず、レナのあとを追いかけたと考えるのは難しい気がしますし、ヨナタンだけ取り残されているので、レナがハンナだけを連れて逃げようとしたとも考えられません。
それであれば、レナを車でひいた後、救急車が来る前にハンナを現場に連れて行ったと考える方が無難です。
12年間監禁され、パパと呼ぶ監禁者を絶対だと信じている子どもであれば、周りの大人の反応がおかしくても、自分の行動を正しいと信じ疑わないのも違和感ありません。
死体に見えるのは侵入者
ヨナタンが血の掃除をしている時に、死体のようなものが映されますが、おそらく侵入者だと思います。
まだ誰かは分かりませんが、侵入者のおかげでレナは逃げ出すことに成功し、侵入者は監禁者に殺されたと考えると、これまでの仮説と整合性がとれますし、ヨナタンだけ掃除を続けていることにも納得できます。
レナの逃走までを考えてみる
仮に侵入者をXとすると、次のような時系列になると思います。
- 何かしらのきっかけでXが監禁に気づく
- レナ・ハンナ・ヨナタンを逃がそうと試みる
- レナはすぐに逃げ出そうとするがハンナ・ヨナタンは動かない
- 監禁者が家に戻ってくる
- 侵入者はレナだけでも逃がそうとする
- 監禁者に家族を奪った報いとして殺される
- 監禁者とハンナは車でレナを追いかける
- レナは逃走を諦めて死ぬために車に飛び込む
- 死なないように応急措置を行いハンナに同行させる
- 監禁者は家に戻り侵入者の遺体を片づける
- ヨナタンには汚れたカーペットを掃除させる
ハンナとレナの両親の関係とは
ハンナは父親(おじいちゃん)に見覚えがあり、ハンナが幼い時のレナに似ている、という謎についても考えてみます。
ハンナが幼い時のレナに似ているというのはシンプルで、レナ・ベックの娘だからという話で説明つくと思います。
一方で、ハンナがマティアスに見覚えがあるのが難しいです。かなり嫌な想像ですが、次のような流れであれば説明つきますが、そうでないことを祈ります。
- マティアスが実の娘であるレナを監禁
- 監禁主はマティアスともう一人の計2人
- レナに対して性的虐待を加える
- ハンナとヨナタンが生まれる
- ハンナに物心がつく前にレナが亡くなる
- レナの代わりの女性がレナとして監禁される
- この時点でマティアスは抜ける
- ハンナの母親の血液型の記憶は本物のレナのもの
- ハンナにマティアスと会った記憶が残っていた
汚れなき子1話のあらすじと感想・考察・見どころまとめ
- 1話のあらすじ
- 監禁場所から逃げ出したレナは、森の中で車にひかれる
- 娘のハンナは無事で、救急車で運ばれる母と一緒に大学病院へ
- ハンナの対応をした看護師のルートは、警察にレナの家の事情を説明する
- レナの事故情報を知った州刑事局の捜査官は、13年前の失踪事件を思い出す
- 両親からは失踪した娘ではないと否定される
- 見どころ
- 複雑に絡み合う事件と謎が面白い
- 監禁している人物、ハンナの正体、13年前の事件とのつながり、が主な謎
- 現場の混乱する様子がリアルに描かれており、役者の演技も素晴らしい
- 感想と考察
- 1話は非常に面白いが、尻すぼみにならないか心配
- レナをひいたのは監禁に関わった人物かハンナ
- ハンナはレナにとっての敵の可能性が高い
- 監禁場所でヨナタンが掃除をしていた時に映る死体のようなものは侵入者
- 侵入者の存在を仮定すると全ての辻褄があう
- マティアスがレナを監禁し、性的虐待を加えたエンドは望まない