今回は『天久鷹央の推理カルテ』8話のあらすじや感想、考察、見どころなどを解説していきます。
タイトルにもある通り、8話は前編でおそらく9話が後編になります。話の内容的のも、中編が入るようなことはないかなと思っています。今までとは変わって、全体的に暗い印象が残るお話でした。
前半はこれまでの振り返りやあらすじ、8話の見どころなどをまとめていきます。後半は、視聴した感想や考察を書いていきます!
天久鷹央の推理カルテ8話のあらすじ・登場人物・見どころ
まずはこれまでの振り返りや8話の登場人物を整理した上で、あらすじと見どころをご紹介していきます。
- これまでの振り返り
- 8話の主な登場人物
- 8話のあらすじ
- 医療アニメらしい重い展開
これまでの振り返り
統括診断部部長の天久鷹央(あめくたかお)は、小鳥遊(愛称はことり)と共に、難しい患者の診断を専門に行っていた。
夏に診断した鈴原宗一郎君の病状が悪化し、医療過誤で訴えられることになったが、再び原因を特定し的確な診断をすることで、前回の診断が誤診ではなかったことを自ら証明して見せた。
統括診断部廃止の危機を乗り越えた鷹央と小鳥遊は、協力した鴻ノ池と一緒に祝杯を上げることに。鷹央が何気なくPCを確認すると三木健太君のカルテが目に入る。
8話の主な登場人物
天医会総合病院
・天久鷹央(あめくたかお CV:佐倉綾音)
主人公。天医会総合病院の副院長であり、統括診断部の部長。好奇心旺盛で気になることは調べないと気が済まない。熊川に小児科で入院している子どもたちの診断を依頼される。
・小鳥遊優(たかなしゆう CV:小野賢章)
統括診断部で鷹央の下で働く内科医。愛称は”ことり先生”。鷹央に振り回される形で、さまざまなことを手伝っている。いつもとは様子の違う鷹央に困惑する。
・鴻ノ池舞(こうのいけまい CV:石見舞菜香)
天医会総合病院に勤める1年目の研修医。社交的でコミュニケーション能力が高い。小児科で入院している子どもたちに手を焼いている。
・熊川大二郎
天医会総合病院に勤める小児科の医師。鷹央のことを信頼しており、鷹央からも腕を信じられている。小児科で起きている不可解な出来事を相談する。
小児科の入院患者
・三木健太(みきけんた)
702号の個室に入院している。8歳でありながら、末期の白血病患になる。鷹央の研修医時代に知り合い友達に。小児科で話題になっている天使を複数回見ている。
・せきはらかつじ
急性虫垂炎で入院している10歳の男の子。退院直前まで回復するも、原因不明の嘔吐に悩む。
・さくたゆういち
マイコプラズマ肺炎で入院している11歳の男の子。同じく退院直前まで回復するも、原因不明の喘息発作を起こす。
・冬本敦(ふゆもとあつし)
WPW症候群で入院している12歳の男の子。同じく退院直前まで回復するも、原因不明の不整脈に苦しむ。
8話のあらすじ
クリスマスも近づく12月。小児科で退院直前まで回復した子どもたちが、突如原因不明の発作を発症する。天使のような人影を見たという子どもも現れ、小児科内は少し慌ただしい状況になる。
子どもたちの病状が悪化した原因がわからない熊川は、鷹央に診断を求めて訪ねてくる。
いつもとは違いあまり乗り気にならない鷹央だが、熊川に押し負ける形で診断を引き受けることに。
医療アニメらしい重い展開
見どころと言っていいか微妙なところではありますが、今回は医療アニメらしい重苦しい空気感がつらいです。。。
これまでは人が亡くなる理由は殺人がメインであり、原因不明の病気は鷹央が診断すると回復してハッピーエンドで終わります。唯一救われなかったのは碇教授だと思いますが、あの時は描写も少なかったこともあり、そこまで重い雰囲気にはなりませんでした。
今回は8歳の男の子が末期の白血病であり、確実に助からない未来が決まっているため、常に暗い空気が漂っています。
そんな中でも、どう接して良いか分からない鷹央の苦悩と、外科医として若い命を看取ってきた小鳥遊の助言が、胸に刺さり考えさせられました。
天久鷹央の推理カルテ8話の感想と考察
それでは、8話の感想や考察をしていきます。前編なのでネタバレは少なめですが、結論は想像しやすい展開だったため、結末についても予想していきます。
- 純粋な悪意はやはり気持ち悪い
- 天使の正体は影絵
- 小児科病棟で起きていることは自作自演
- どのように希望を見いだすのか
- 時系列
純粋な悪意はやはり気持ち悪い
本筋とあまり関係ないためサラっと流されていましたが、容体が急変した3人の子どもたちは、全く好きになれませんでした。
10歳~12歳であればそれなりに相手を思いやった行動もとれるはずで、入院がどういう意味を持っているのか理解しているはずですが、髪の毛や眉毛が抜け落ちた子どもの帽子を取って笑うという神経が分かりません。
また、事情があったにせよ、大切にしていた絵本を盗み、破り捨ててしまうというのも考えられませんでした。
天使の正体は影絵
- 盗まれた絵本
- 702と703号室の窓が近い
- 天使は壁に現れる
この3点から、隣の部屋に入院している子どもたちが、絵本から天使の絵を抜粋して光を当て、影絵を作っていることは間違いないと思います。
鷹央が念のため確認したかったこと、というのは部屋の配置的にこれが可能かどうかを見極めることだったと思います。
小児科病棟で起きていることは自作自演
三木健太君に嫌がらせをした3人は健太君の状況を聞かされ、どうしようもない罪悪感に襲われたはずです。健太君が大切にしており、大好きな天使の絵本の存在を知った3人は、罪滅ぼしも兼ねて、少しでも健太君のためになることを考えたのだと思います。
そこで、健太君が亡くなるまでは、なんとか入院期間を延ばし天使の影絵を映し出し続けようと話し合い、異物を飲み込むなど、自分たちの知識をフル活用して、原因不明の症状を引き起こしていたのだと思います。
鷹央はそのことに気づいたため、3人は大丈夫と診断したと考えています。
どのように希望を見いだすのか
死ぬことはないと思いますが、冬本君はやりすぎてしまったためかなり危ない状態になるはずです。このことがきっかけで、3人が自作自演をしていたことが明るみになり、事件の大枠は解決する流れになるでしょう。
このことがきっかけで、鷹央ないし小鳥遊(おそらく小鳥遊)が熱い説教を繰り広げ、3人は泣きながら改心するはずです。
それと並行して、健太君と向き合う覚悟を決めた鷹央が仲直りをし、健太君は幸せな気持ちで天国に旅立ち、鷹央の成長が見られるはずです。
これだけでも希望はあると思いますが、想い題材だからこそ、もう少し明るい気持ちになれるようなラストを期待します。
時系列
僕が見た限りでは、今回は時系列が分かりにくかったです。
・天使の舞い降りる夜
日時 | 起こったこと |
2024年1月 | 三木健太君が再入院統 |
2024年12月上旬 | 健太君が天使を見る |
2024年12月上旬 | 退院直前の子どもが原因不明急変をおこす |
2024年12月上旬 | 冬本君がナースコールをする |
後編へ |
天久鷹央の推理カルテ8話のあらすじと感想・考察・見どころまとめ
- これまでの振り返り
- 天久鷹央は小鳥遊と共に難しい患者の診断を専門に行っている
- 医療過誤で訴えられたが、鷹央は原因を特定し、最初の診断が誤診でなかったことを証明した
- 統括診断部廃止の危機を乗り越えた鷹央と小鳥遊は、研修医の鴻ノ池と祝杯をあげることに
- 鷹央がPCを確認すると、三木健太のカルテが目に入る
- 8話のあらすじ
- 12月、クリスマスが近づく中、小児科では退院間近の子供たちが原因不明の発作を起こす
- 子供たちは天使のような人影を見たと証言し、小児科内はちょっとした混乱がおこる
- 小児科医の熊川は、原因が分からず鷹央に診断を依頼する
- 乗り気でない鷹央だが、熊川に頼まれ診断を引き受ける
- 8話の見どころ
- 医療アニメらしい重苦しい空気感
- どう接していいか分からない鷹央の苦悩と、外科医として若い命を看取ってきた小鳥遊の助言が胸に刺さる
- 8話の感想と考察
- 3人の子供たちは好きになれない
- 子供たちの急変は自作自演であり天使の正体は影絵であると考察。
- 鷹央は子供たちの行動に気づき、大丈夫と診断した
- 後編では小鳥遊の熱い説教や鷹央と健太のやり取りが見られると予想
- 次回は何か希望が見えることを期待
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