「チ。-地球の運動について-」の10話のネタバレを含むあらすじ・感想をまとめていきます。
10話は想像以上に物語が大きく動きました。これから起こるであろう不穏な空気も漂い、早くも11話が待ちきれなくなりました。
さっそく、あらすじからネタバレ全開で振り返り、感想を後半にまとめていきます。
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チ。10話のあらすじとネタバレ
地動説の存在を確信したバデーニは、本格的に研究に没頭するようになります。一方でオクジーはヨレンタに文字を教わりながら、今回の一件を物語として本に書き始めていました。
バデーニは教会ではいつ誰に見られているか分からないため、オクジーの納屋を研究場所として使うことにし、その間は納屋を使わないように指示します。また、教会と納屋をつなぐ地下道と、いざという時の逃げる地下道を掘ることを依頼します。
オクジーはバデーニから配給のパンをもらっており、その一部を浮浪者に渡していたため交換条件としてパンをもう少し多くもらえないか打診しますが、断られてしまいます。
しかし、バデーニが何気なく読んだオクジーが書いている本を見て態度が変わります。オクジーがパンを渡している浮浪者に会いに行き、意味深な交渉をした後に、オクジーに渡すパンパンを増やすことにします。
そんな生活をしていると、ピャスト伯が天に帰られたという知らせをヨレンタから伝え聞きます。
なかなか、研究が思うように進まないことに苛立ちを覚えていたバデーニですが、壁に掛けられた天体のペンダント(ラファウがフベルトからもらい今はオクジーが持っている)が目に入ります。
ペンダントは二つの釘に掛けられており、宇宙の形が真円ではなく楕円ではないか?と閃きます。その後はトントン拍子で研究が進み、ついに地動説を完成させることができます。
場面は切り替わり、クラボフスキという聖職者(バデーニと同じ協会にいる人)にスポットライトがあたります。
クラボフスキは、虹の色について子供から質問され上手く答えることができなかったため、その理由をバデーニに尋ねに行きます。その流れで、ルクレティウスなど異端者の書いた本を読みたかったという想いも伝えます。
バデーニは読んだことがあったためどんなものか質問するも、教えるつもりはないと冷たくあしらわれてしまいます。バデーニのものの言い方に苛立ちを覚えるものの、神様の教えを思い出し、自分もまだまだだと自戒します。
その後、教会に来ていた町の人からバデーニの顔の傷が決闘によってついたものだと聞かされます。実は、研究を共にしていた友人から裏切られ、その裏切りを告発すると決闘を申し込まれる形になったということ聞き、胸を痛めます。
久しぶりになんでもない本が読みたくなり図書館に向かいますが、あいにく臨時休業でありショックを受けながら帰っていると一冊の本を見つけます。
また場面は切り替わり、新しい異端審問官たちが誕生するシーンが描かれます。
西ローマが崩壊した後、今の教会が世界をすくったため、異端審問官の職は重要なものであると司祭が伝え、全員が職務に対して責任感を持つようになります。新人にはそれぞれ教育係がつきますが、教育係の一人にあのノヴァク(ヨレンタの父、ラファウを捕らえた人物)もいました。
チ。10話の感想とネタバレ
10話はなんと地動説を完成させてしまいました。多少の苦悩はあったものの、見ている側としてはあっという間という感じで、驚くほどあっさり論文?が完成された印象です。
ただ、地動説が完成する要素は揃っていたため、このくらいスピード感ある展開の方が結果としてよかったと思っています。ヨレンタがしっかり物語に絡んでいることもうれしかったです。(重要な役割を今後も担いそうですし)
しかも、その話と並行してクラボフスキという新キャラとノヴァクという強キャラが登場し、不穏な空気がこれでもかというほど流れました。
さらに、9話は伏線であってほしいと思うことが多かったですが、10話は明らかに今後かかわる伏線が多く、今後の展開を期待させるものが非常に多かったので、気になったことを深掘りながら感想を書いていきます。
ちなみに、話が飛び飛びになるのであらすじは実際に流れた順ではなく、登場人物ベースで整理しています。
オクジーの本の内容と浮浪者の関係は?
まず気になったのが、あれほど否定していたオクジーの本を読んだ後のバデーニの行動変化です。性格的に、どのみちパンの量は増やしていた気もしますが、わざわざバデーニが浮浪者に会いに行くのは、必ず何かしらの意味があるはずです。
加えて、「貸してほしいのはここだ」と頭を指さし、浮浪者と何かしらの約束まで取りつけます。
浮浪者が優秀なのか、何かあった時の身代わりにするのか、オクジーの本から何かヒントを得たのか、、、何があったのかは分かりませんが、ものすごくはっきりした伏線だったため、今後の展開が気になります。
本題とずれますが、字を勉強しバデーニに交渉までするようになったオクジーは、もう登場時のオクジーとは別人で、頼もしささえ感じ始めました。
クラボフスキは敵なのか?味方なのか?
とりあえず、クラボフスキが良い人であることは間違いありません。バデーニの態度があまりにひどかったですが、それでも隣人として関係を続けることを決めており、ストレスや不満も自己完結で納めてしまいました。
ただ、怪しい行動が2つありました。1つは落ちている本を見つけたことですが、もう1つ気になるのは、そもそも図書館に向かった理由はなんだったのか?ということです。
虹の色について子供に説明できるように、ということであれば問題なさそうですが、人の役割について自問した後、あれて意味もなく図書館に向かうという描写を入れているため、なにかクラボフスキの中で変化があったはずです。
僕なりに今までの流れを考えると、クラボフスキと浮浪者はノヴァクからバデーニたちが追われるのを助ける役割になるのではないかと思っています。浮浪者は名義貸し、クラボフスキは匿う流れになるのかなと考えています。
ノヴァクの動き方
ノヴァクは敵であり続け、最後の最後に味方になるパターンを個人的に望んでいますw
そのため、教育を担当することになった2人の新人からは、とりあえず一度軽蔑され、そこから尊敬されていくという王道の流れで良いと思っています。
おそらく、ヨレンタ・浮浪者・クラボフスキのいずれかがきっかけとなり、バデーニやオクジーの研究を調べ始め、これが尊敬に変わるきっかけになるのではと予想しています。
チ。10話のネタバレと総括
物語そのものや伏線には満足していますが、大枠でとらえてしまうと前回予想したパターンの1つで進んでおり、地動説が完成し異端審問官との化かし合いが始まりそうです。
そうなると、あと5話もあれば物語が完結してしまう気がするので、今後の展開に若干不安を感じています。お願いだから引き延ばしのような感じにならないでほしいですね。
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