まさかの25年後から物語がスタートします。
ヨレンタやノヴァクがどうなったのか、クラボフスキはどのように引き継いだのかが曖昧な状態で、新キャラが続々登場してきました。
25年後であれば全員生きていると思うので、ここからどのように歴史がつながっていくのかとても楽しみです。
それでは、チ。16話をネタバレ込みであらすじ・感想をまとめていきます。
チ16話のネタバレありのあらすじと登場人物
16話の主な登場人物や前回までの流れ、簡単なあらすじを踏まえた上で、ネタバレありで詳細の流れを振り返っていきます。
- 16話の主な登場人物
- これまでの振り返り
- 16話のネタバレありのあらすじ
16話の主な登場人物
地動説派
登場せず。異端者は登場するが、詳細は不明
異端解放戦線
・シュミット
異端解放戦線の部隊長。自然主義者を自称し、異端解放戦線とすべての思想が一致しているわけではない。
・フライ
異端解放戦線でシュミットの部隊の一員。爆薬に詳しく、本の確認を任されるなど頭脳派な一面が目立つ。
・レヴァンドロフスキ
異端解放戦線でシュミットの部隊の一員。声が大きく、力が強い印象が強い。
司教側
・マズル
移送されてきたシュミットの対応を任された審問官。
・アントニ
司教の息子であり、25年後もそれなりの地位についていることがわかる。
これまでの振り返り
地動説の論文を完成させたバデーニですが、あと一歩のところでノヴァクに捕まり、処刑されることになります。
2人が処刑された日、ノヴァクの娘ヨレンタも異端審問官に事情を聴かれます。すぐに釈放されるかに思われましたが、アントニの策略によって拷問されることになります。アントニたちの話を聞いたシモンはヨレンタを逃がしますが、代わりに殺されてしまいます。
アントニは、ヨレンタを殺したことにしてノヴァクに報告させます。焼かれているシモンを見て、ヨレンタが焼かれていると思い込んでいるノヴァクは絶望します。
クラボフスキは、自身の通報のせいでバデーニが処刑されたのではないか?と考え責任を感じていました。バデーニの部屋に入ると自分宛ての手紙を見つけ、内容の通り浮浪者についていくと、頭部にオクジーの本の入れ墨をした浮浪者が大勢待っていました。
16話のネタバレありのあらすじ
バデーニとオクジーが処刑されてから25年後、教会正統派に対し、異端解放戦線という大きな敵対勢力ができていました。異端解放戦線は各地の審問所を襲撃し、異端を解放しています。
ある日、その中でも有名な部隊の長であるシュミットが連行されてきます。マズルはシュミットに敵対心を露にしながら、シュミットが独自に行っている忌まわしい入隊試験や部隊の目的を問いただします。

シュミットは悪びれることなく、マズルたちが神を殺していると言い放ち、3つの思想を話しだします。
- 神を信じている
- 人倫に汚された神を復活させる
- 教会正統派を弱体化させる
異端者が、と吐き捨てるマズルに対し、正統派ではない異端者とは一線を画していると言い、自身の思想について語りだします。シュミットは、すべての宗教を信じておらず、人工的に作られた神を否定し、自然物にのみ神が宿る、と話し自然主義者を名乗ります。
その時、シュミットを移送してきた2人の兵士が部屋に入り、シュミットの拘束を外します。慌てたマズルは見張りを呼び、3対10の構図となりますが、シュミットは慌てませんん。降伏するよう伝えるマズルを否定し、地下にある書物を持って逃走する、と宣言し爆薬の説明を始めます。

何を言っているか分からないという表情を見て、説明を諦めたシュミットは、兵士の1人が持ってきた爆薬に松明を投げ込み、爆発させます。教会正統派の兵士は吹き飛び、床の一部が破壊され地下室に入ると、目当ての書物を手にし、その場を離れます。

外に出ると、解放された異端者が待っており、部隊に入りたいと願います。シュミットは意を汲み取り、入隊試験を行うことにします。内容はシンプルで、聖書を手にし「信じない」と言うものでしたが、正統派と考えが違うだけで聖書を信じている異端には難しく、結局入隊することは叶いません。


帰路に就く馬車の中、兵士の1人であるフライが本の内容を軽く確認し、地動説に関するものであると共有すると、シュミットはバデーニやオクジーの名が出てくるか、本の内容をしっかり確認するよう指示します。
御者(馬車の運転)をしていたもう1人の兵士であるレヴァンドロフスキが本の内容や組織長について質問すると、組織長に会うまで詳細は言えないと話していると、休憩地である廃村に到着します。
25年前、この村では1つの事件が起こります。それは、村人が村中の十字架を焼き払い、教会正統派に反旗を翻すというものでした。巻き込まれたくないと思ったある一家は、夜な夜な村を抜け出しますが、夫の弟に見つかります。
夫は弟も一緒に来ないか?と誘いますが、弟は拒否し教会の教えに対する疑問を投げかけます。農民や貴族が役割を果たす中、聖職者が何をしているか分からない、納品には質素倹約を求め、自分たちは贅沢し、教会にも豪華な装飾をする理由はどこにあるのか?
答えに困る夫がその場しのぎの回答をすると、弟は突如切りつけ、殺害してしまいます。息子に手をかけようとすると、母親が必死に庇い、なんとか子どもだけは逃がします。
25年後の戻り、シュミットたちはある民家に入ります。フライが本の中身を確認している間、物資を取りに向かうと無人のはずの廃村に人がいることに気づきます。フライは教会の兵士に見つかり、連行されますが、シュミットたちが戻り助けられます。
本は民家に隠しているため、ひとまず逃げることにしたシュミットたち。追いかけるか悩む兵士たちに、アントニは放っておくよう伝え、目に傷をおった白髪の男性を捕えます。

チ16話のネタバレと感想
いきなり25年後に話が飛んだのは驚きました。ノヴァク、ヨレンタ、クラボフスキの今後が気になるので、後ほど自分なりに考察してみようと思います。復讐の対象であるアントニが元気で、新キャラのシュミットも魅力的でしたので、今後の展開が楽しみです。
また、オープニングに映されるラファウは、青年のような佇まいだったので、もしかすると生きているかもしれないと思っていましたが、35年も月日が流れてしまうと難しそうです。。。さすがに50代には見えませんでした。
それでは、16話で気になったことを深掘りながら感想を書いていきます。
- 空白の25年を考える
- 最重要任務である本の中身とは
- 異端解放戦線の組織長は誰だ?
- 親を殺された少年の正体は
- やはり武力が必要という現実
空白の25年を考える
ノヴァク・ヨレンタ・クラボフスキ、それぞれの25年を想像してみます。
まずノヴァクですが、ヨレンタを失った悲しみから立ち直ることは難しかったはずです。一方で、異端審問官という職を辞める可能性は十分に考えられます。このことから廃人コースも考えられますが、おそらくないので、もう1つのルートを予想してみます。
まず、ヨレンタが異端者だと信じられないノヴァクは、実際にヨレンタを捕まえた人間を探し出し、話を聞こうとするのではないでしょうか?そして聞き取りの対象は身内ではなく、外部の人間ではないかと思います。
すると、以前自分が教育と担当したレフとシモンがヨレンタを訪ねてきたこと、シモンが死んだこと、の2つが分かり、レフに接触するはずです。
当然アントニもレフとの接触を警戒しているはずなので手を打っていると思いますが、レフと話ができれば、バデーニの嘘も見破れるノヴァクであれば、教会側の嘘を見抜くことはできるはずです。そうなると、ヨレンタを探すたびに出ると考えるのが自然な気がします。
次にヨレンタですが、バデーニが目指した南西にある共和国を目指すのが自然だと思います。途中で本当に捕まってしまい処刑されるも、誰かに未来を託していたということも考えられますが、地動説の立証の立役者になってほしいので、共和国に逃れていてほしいです。
最後にクラボフスキですが、浮浪者の頭皮に刻まれた言葉を記憶するように努めると思います。バデーニ曰く感動が伝われば良い、ということだったので、正確に一言一句残すことは必要ない文章だと思います。
ただ、クラボフスキの性格上、リスクを最小限にとどめつつ、少しでも正確な文章を残すような工夫をしたのではないかと思います。
ここか先が難しいですが、1つは地動説の研究を始める道。もう1つはヨレンタを探す道です。バデーニの性格から考えると、クラボフスキが密告するリスクを考慮し、ヨレンタに関する情報はのせていないと思うので、どちらかというと地動説の研究に進むのではないかと思います。
最重要任務である本の中身とは
本の中身ですが、真っ先に思い浮かんだのは、クラボフスキが書き直したオクジーの書籍でした。その中であれば、バデーニやオクジーという名が出てきてもおかしくないからです。
次に想像したのが、クラボフスキ自身の本です。ただ、バデーニが到達した場所にクラボフスキ1人で到達する絵は見えないため、この可能性はあまりないと思っています。
最後が、バデーニが作った地動説の論文です。異端から回収した本を教会が管理している描写は所々見られたので、この可能性が一番高いと考えています。
異端解放戦線の組織長は誰だ?
本の中身をバデーニの論文だと仮定すると、その存在を知っているノヴァク・ヨレンタが最有力になると思います。その上で、武力組織を作ったことを考慮すると、元傭兵のノヴァクが可能性として最も高いのではないでしょうか?
クラボフスキもあり得ますが、やはり武力組織を作ったことまで考えると、組織の長という立場は難しいような気がします。
ただ、この考えに則ると、3人とも異端解放戦線に加担している可能性があり、個人的にはノヴァクとクラボフスキが直接的に関わっており、ヨレンタは地動説の研究をしているという状況が一番しっくりきますし、願望も混ざっています。
正直、25年後の主人公っぽい少年が長という可能性もありますが、3人には何かしらの形で関わっていて欲しいです。
親を殺された少年の正体は
親を殺された少年の最有力は、まだ名前が出ていないオープニングに出てくる緑っぽい服を着た男性でしょう。次の主人公っぽい雰囲気があるので、順当にいけばそうなると思います。
次にシュミットですが、自然主義というこの時代ではなかなか辿り着かない思想を持っているので、十分に可能性はあると思います。
どのみち、今後大きく関わってくると思うので、いろんな妄想をしながら結果を待ちたいと思います。
やはり武力が必要という現実
最後はちょっとしたボヤキですが、やはり武力が必要になるというのは寂しいですね。
地動説を証明する論文が公表され、さまざまな反発がありつつ、聖書の解釈が変わり、この世が世界の底ではない、と言論で結論付けられる世界線が最も綺麗ですが、現実はそうはならないですよね。
特にこの時代であれば、まずは武力で旧勢力と争い、話を聞かなければならない状況にした上で、新しい説を唱えるというステップを踏まないとダメなようです。
チ16話のネタバレと総括
15話までの暗い展開を覆してほしいと思っていた16話ですが、25年もスキップしてしまいました。
地動説派にとっては悪くない状況になっていましたが、そこは正統派と異端解放戦線による抗争が繰り広げられる世界でした。シュミットの言葉から察するん、異端解放戦線以外の新興勢力もできており、より混とんとした情勢になっているようです。
ここから先の展開は全然読めませんが、17話ではもっと全体感が掴めると思うので、来週を楽しみに待ちたいと思います。
チ。16話のあらすじ
- バデーニとオクジーが処刑されてから25年後
- 教会正統派に対抗する異端解放戦線が現れ、各地の審問所を襲撃している
- 異端解放戦線の部隊長シュミットは自然主義派を自称する
- シュミットは、教会から地動説に関する書物を奪う
- その書物は異端解放戦線にとって重要なものとされている
- シュミットの部隊は、聖書を持ち「信じない」と言わなければ入隊できない
- シュミットたちは逃走中、25年前に悲劇が起きた廃村に立ち寄る
- 25年前、村で十字架を燃やす騒ぎが起こり、逃げる両親が殺害され少年は一人逃げ出した
- 25年後、廃村となったその村でシュミットたちは休憩するもすぐに逃走する
- その廃村にいたアントニは目に傷を負った白髪の男性を捕らえる
チ。16話の感想
- 物語が25年後に飛んだことに驚いた
- ノヴァク、ヨレンタ、クラボフスキのその後が気になる
- 空白の25年間で、ノヴァクはヨレンタを捜索し、クラボフスキは地動説の研究を始めるのではないか
- 奪われた書物は、バデーニの地動説論文か
- 異端解放戦線にノヴァク、ヨレンタ、クラボフスキが関わっていてほしい
- 両親を殺された少年は、オープニングに登場する緑色の服を着た男性?
- 地動説を広めるには、武力が必要となるという現実は寂しい
- 地動説派にとって悪くない状況になっているが、抗争が繰り広げられる世界になっている
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