【チ。-地球の運動について-】1話・2話・3話のあらすじ・感想・見どころ解説

【チ。-地球の運動について-】1話・2話・3話のあらすじ・感想・見どころ解説

ネットフリックスでたまたま見た「チ。-地球の運動について-」にドはまりしたので、その感想をまとめていこうと思います。「チ。」のアイコンを見るとより分かりやすいのですが、文字通り「地動説」を題材にしたアニメでもともと人気漫画みたいです。

今回は、チの1話~3話のあらすじと感想、見どころを整理していきます。

とても面白いので、本当におすすめです。

(4話・5話)のあらすじ・感想・みどころはこちら

チ。-地球の運動について-の公式サイトはこちら

目次

チ1話・2話・3話のあらすじと見どころ

まずは、チの1章にあたる1話~3話のあらすじと見どころをご紹介します。

  • あらすじ
  • この世界に没頭できる

あらすじ

主人公のラファウは天才で、わずか12歳で大学に合格します。

ラファウは神学と天文学を好んでいたものの、神が想像した世界について知るには神について学ぶことが一番という考えのもと神学を学ぶつもりでいました。

ある日、古い友人という理由で父が異端として捕られていたフベルトの身元引受人になることが決まり、ラファウが迎えに行きます。

ラファウはフベルトから脅される形で「地動説」について聞くことになり、いつしか「地動説」を信じるようになり、神学ではなく天文学を専攻することを決意します。

ラファウは異端審問官に気を付けながら、地動説に没頭していきます。

この世界に没頭できる

この世界には、超能力を使うことも、ご都合主義もなく、ただただリアルな世界が広がっています。それゆえに、登場人物と同じ緊張感を味わうことができ、この先にどんな展開が待っているのか、常にドキドキ・ワクワクを感じることができます!

1話の冒頭~ラファウがフベルトを迎いに行く途中、この時代の価値観や異端がどのように扱われているかが、分かりやすく表現されています。

そんな中、地動説を立証するために命をささげる研究者たちの熱い思いに夢中になれること間違いなしです!!

チ1話・2話・3話の感想

ここからは、実際に1話~3話を見た感想をまとめていきます。若干のネタバレが含まれますので、ご注意ください。

  • 1話「『地動説』、とでも呼ぼうか」
  • 2話「今から、地球を動かす」
  • 3話「僕は、地動説を信じます」

1話「『地動説』、とでも呼ぼうか」

昔は「天動説」が信じられており、「地動説」は歓迎されていなかった。
「この世の中心は地球ではない」という考えが受け入れられなかった

という浅い知識というかうろ覚えの記憶しかありませんでしたが、1話で一気に引き込まれました。

チ 1~3話 イメージ1
出典:公式サイト

ラファウという天才が地動説を知るまでの流れがとても綺麗で、ダメだと分かっていても引き込まれてしまう感じ、知りたいという欲が勝ってしまう描写が素晴らしかったです。

2話「今から、地球を動かす」

ラファウとフベルトは、(神の作った)この世は「美しい」という価値観は一致しており、美しさを軸に対話を重ねることでラファウが地動説を信じていくという流れは、見入ってしまいました。

チ 1~3話 イメージ2
出典:公式サイト

ただ、ラファウが腑に落ちる瞬間のフィクション感が少し強すぎるのが気になりました。さすがに、水たまりのような場所で一回転するようにこけるという演出はないのでは?そうであれば、無難に転げ落ちる感じの方がよかった気がしています。

また、フベルトの最後も感動的でした。

チ 1~3話 イメージ3
出典:公式サイト

地動説について考えていたラファウのメモが異端審問官に見つかり、尋問されそうになった時、すぐに身代わりとなりあっけなく火あぶりにされてしまいます。

淡々と話が進んだことで、当時の異端の無力さを痛感するとともに、フベルトの表情や発言から研究者としての矜持を感じ、とても魅力的に感じました。

また、これから受け継がれていく天体のペンダントも印象的です。

3話「僕は、地動説を信じます」

3話はとにかく驚きました。

異端として捕らえられたラファウがその場しのぎの嘘をつき、後がない状況で「地動説」を立証していく物語と思いきやあっけなく死んでしまいます。

チ 1~3話 イメージ4
出典:公式サイト

ただ、その死に方はとてもカッコよく、1話で感じていた鼻につく子どもという印象はなく、一人前の研究者の雰囲気がありました。

異端としてかけられた裁判で地動説を信じると語り、大学進学だけでなく生きるという選択肢も棒に振ってしまいます。

その理由がめちゃくちゃカッコよく、自分自身の命よりフベルトが自分に託した地動説に関する書物の方が価値があると判断し、このまま死ぬ道と書類を燃やして改心したフリで生き残る道を天秤にかけた結果、死ぬ道を選択します。

その後の死に方にも知性があり、火あぶりや拷問を避けるため自ら毒を飲んで苦しまないように自害します。

そして、第一章とも言うべきラファウの物語が僅か3話で幕を閉じます。

チ。-地球の運動について-の世界観

舞台は天動説が信じられていた15世紀のポーランド。

宇宙も含めたこの世界は、神によって創造された完璧なものとされていました。宇宙については、過去の偉人の研究などから次の2つが定説とされていました。

  • 宇宙にある天体は地球を中心に動いている
  • 地球は宇宙の底である

そしてその説に逆らう考え方が今の常識である「地動説」であり、地球が動いているというものです。この時代は地動説を信じる人を「異端」や「異端研究者」と呼び、神への冒涜行為という理由から迫害されていました。

「異端」を探す人を「異端審問官」呼び、異端を次々と捕らえていきました。一度目の逮捕では考えを改めることで釈放されるものの、二度目の逮捕では許されることはなく火あぶりに処されます。

チ。-地球の運動について-では、そんなリスクを顧みず異端となり地動説を信じる人たちの物語です。

チ1話・2話・3話のあらすじ・感想・見どころのまとめ

  • あらすじ
    • 主人公のラファウは12歳で大学に合格する天才
    • 地動説を研究し異端として捕らえられたフベルトとの出会いで人生が一変する
    • ラファウは地動説に没頭していくことに
  • みどころ
    • ご都合主義のないリアルな世界観が魅力
    • リアルゆえの緊張感がたまらない
    • 文字通り命を懸けて地動説を研究する人間の熱いヒューマンドラマ
  • 感想
    • ラファウが地動説に惹かれる描写が素晴らしい
    • 神が作った世界は美しいという想いは同じ
    • ラファウが地動説を信じるきっかけは少しフィクション感が強い
    • 想いを託したフベルトの最期は見事
    • 若干12歳が出した結論は衝撃

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この記事を書いた人

僕が気になって読んだ・見た作品のあらすじや感想をネタバレ有で紹介していきます。完全なインドア派で、暇があればいろんな作品を見たり読んだりしています。

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