今回は『チ』23話のあらすじや感想、考察、見どころなどを解説していきます。
23話はまさかの連続で呆然としてる間に終わってしまいました。。。
前半はいつも通りネタバレなしでこれまでの振り返りや23話のあらすじ、見どころを整理していきます。後半では若干のネタバレを含みつつ23話の感想や今後について考察していきます。
チ23話のあらすじ・登場人物・見どころ
まずは、前回までの流れや23話のあらすじを整理した上で、見どころをご紹介していきます。
- これまでの振り返り
- 23話の主な登場人物
- 23話のあらすじ
- ノヴァクの人生を見届ける
これまでの振り返り
オクジーの書いた本を出版するため、さまざまな情報や道具を分散させ用心深く計画を進めていた異端解放戦線。組織長であったヨレンタは自爆することで捜査の手を遅らせ、何とか出版させようとしていた。
あと数日で出版できるところまできていたものの、フライの裏切りにより教会正統派にアジトがバレてしまう。
バラバラに逃げるか、ドゥラカを逃がすかに悩んだ面々だったが、最終的にシュミットの決断でドゥラカを逃がすことを決める。
異端解放戦線の犠牲のおかげでアントニの元に辿り着いたドゥラカ。何とか交渉を成立させ本の出版を決めると、ヨレンタから託された手紙を出すため伝書鳩を借りることに。アントニから伝書鳩を受け取った時、ノヴァクが現れる。
23話の主な登場人物
移動民族
・ドゥラカ
ヨレンタの意思を継ぎ、シュミットたち異端解放戦線の想いを背負い、地動説に関する本の出版を交渉し成功する。
教会正統派
・ノヴァク
異端審問官を辞めていたが、地動説絡みと分かり捜査に協力する。ドゥラカを追いかけるも、アントニから地動説は異端ではないと告げられる。
・アントニ
ドゥラカの話しを肯定し、地動説の本を出すことを決める。ノヴァクの活動と矛盾するため、活動履歴を削除するよう部下に伝える。
ポーランド王国 都市部の住民
・親方
パン屋を経営している。
・アルベルト
親方の世話になっており、天文に興味があった過去がある。出身地を言えないような経験をしている。
23話のあらすじ
交渉がまとまり、ドゥラカが伝書鳩をうけとったところにノヴァクが入ってきた。
アントニがノヴァクに事情を説明するが、納得できないノヴァクはアントニとドゥラカに問いかける。

問答を繰り返す中で、徐々に緊迫感が増していくことに。。。


ノヴァクの人生を見届ける
ノヴァクはどうなってしまうのか?
これが23話最大の見どころであり、ぜひ本編を見て確かめていただきたいです!!
22話で人生のすべてを否定されたノヴァクですが、簡単に納得できるはずもなく、ドゥラカとアントニに対して、疑問を投げかけます。
そこで語られる思想はノヴァクそのものであり、人生のすべてと言っても過言ではありません。
3人が3人幸せになることはない状況で、どのような結末を迎えるのか、そしてどのように繋がっていくのか、その全てを見届けてほしいです。
チ23話の感想と考察
ここからは、23話を見た感想や考察をまとめていきます。一部ネタバレが含まれるのでご注意ください。
- この流れは想像できなかった
- ノヴァクは全てを分かっていた
- ドゥラカの最期は幸せであってほしい
- あまり良い結末が見えない
- アルベルトの正体を予想
この流れは想像できなかった
まさかの3人とも死ぬ結末でした。
これは全くの想定外で、少なくともドゥラカは生き残り、想いを繋いでいくと信じていました。
僕自身、整理が追い付かず未だに動揺しています。。。
この記事の最後に、今後を予想していきますが、ハッピーエンドの予感がしないのが残念です。
ノヴァクは全てを分かっていた
- アントニがお金に走ること
- 目の前で自爆したのがヨレンタであること
- 地動説は神への裏切りではないこと
これら全てをノヴァクは分かっていました。
もちろん明言されたものではありませんが、ノヴァクの表情やラファウ(=自身が作り出した幻想)との会話を聞けば、全てわかっていたと考えていいでしょう。
その上で、教会正統派の思想こそが神の意思だと信じ込み、それが世に平和をもたらすという信念があったのだと思います。
死を迎える間際、自身が悪役であったことを認め、異端解放戦線の組織長がヨレンタであったことも認め、娘だけでも天国へ逝けるよう願う姿は、何とも言えない気持ちになりました。
できることなら、天国でヨレンタと笑って話してほしいですし、フベルト・ラファウ・バデーニ・オクジーとも巡り合ってほしいです。
ドゥラカの最期は幸せであってほしい
シュミットの想いが届いたとも言えますが、最期に朝日を見たドゥラカは、嫌いな朝日を見て地獄へ行くのではなく、朝日に希望を感じて旅立ったと信じたいです。
少なくと描写はそうでしたし、何のために生まれてきたのか分からない、という暗い思いではなく、朝日に包まれるぬくもりや幸せを思い出したように見えました。
ヨレンタの意思を継ぎ、手紙を出したことで作品としての役割は遂げましたが、朝日の克服だけではない、生まれた意味を見いだして天に召されたことを祈ります。
あまり良い結末が見えない
ポーランド王国がバデーニの話していた国なのであれば、そこから地動説が発表され世界に広がっていくのでしょうか?
過去のヨレンタのセリフやアントニのセリフに加え、ノヴァクが作り出した幻想のラファウの言う、フベルト・ラファウ・バデーニ・オクジー・ヨレンタとノヴァクは、思想は違えど同じ時代を作った仲間ということを考慮すると、嫌な結末が浮かんできます。
つまり、これまで『チ。』に登場したすべての人物は歴史に名を残すことはなく、地動説に命をかけた者たちの記憶は視聴者にしか残らない、と言われているような気分になりました。
証拠ではないですが、この感覚を裏付けるように、これまで地動説の意思を繋いできた天体のペンダントも燃えてしまいましたし。。。
そのため、今思っていることは、地動説の証明は史実通りになり、この物語に登場した人物の影は残らない後味の悪い最後をイメージしてしまっています。
アルベルトの正体を予想
これまで全く登場しなかったクラボフスキの息子がアルベルトではないかと思っています。あれから25年もたっていれば、あのくらいの年の子どもがいても不思議ではありません。
父の影響を受け天体に興味を持つも、父が禁じられている研究に手を出していることを知り、逃亡生活を余儀なくされている現実を知り、嫌気がさしてしまっているのではないでしょうか?
ドゥラカが出した手紙がアルベルトに届き、大学に行く決心がつく、という展開もあるかもしれません。
チ23話のあらすじと感想・考察・見どころまとめ
- これまでの振り返り
- オクジーの本を出版するため計画を進めていた
- 組織長のヨレンタの自爆はその一環だった
- フライの裏切りによりアジトがバレることに
- シュミットの決断でドゥラカを逃がすことが決まる
- ドゥラカはアントニとの交渉を成功させる
- アントニから伝書鳩を受け取った時、ノヴァクが現れる
- 23話の主な登場人物
- ドゥラカ:ヨレンタの意思を継ぎ、地動説の本の出版を交渉し成功
- ノヴァク:地動説絡みの事件のため協力している
- アントニ:ドゥラカの話を肯定し、地動説の本を出すことを決める
- アルベルト:は天文に興味があった過去があり、出身地を言えないような経験をしている
- 23話のあらすじ
- 交渉がまとまったところにノヴァクが入ってくる
- 状況を納得できないノヴァクはアントニとドゥラカに問いかける
- 23話の見どころ
- ノヴァクがどうなってしまうのか
- 22話で人生のすべてを否定されたノヴァクの葛藤
- 3人がどのような結末を迎え、どのように繋がっていくのか
- 感想と考察
- この結末は想定外だった
- ノヴァクは全てを理解していた
- ドゥラカの最期は幸せであってほしい
- あまり望まない結末に向かっている気がする
- アルベルトはクラボフスキの息子ではないかと予想
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