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【チ。-地球の運動について-】アニメ6話のネタバレ・あらすじ・感想~世界を、動かせ~

チ。-地球の運動について-6話「世界を、動かせ」ネタバレ・あらすじ・感想

引き続き「チ。-地球の運動について-」の感想になります。

7話は8話とまとめるかもしれませんが、話の区切り的に6話は単体で整理していきます。

(1話~3話)のネタバレ・あらすじ・感想はこちら
(4話・5話)のネタバレ・あらすじ・感想はこちら
7話のネタバレ・あらすじ・感想はこちら
8話のネタバレ・あらすじ・感想はこちら
9話のネタバレ・あらすじ・感想はこちら

チ。-地球の運動について-の公式サイトはこちら

目次

チ。6話のあらすじとネタバレ

オクジーは教会を訪ね、ついにバデーニと会うことができます。

しかしバデーニからは、オクジーから漂う下級市民の雰囲気と血の匂いを理由に、近寄らないようにと邪険に扱われます。バデーニはグラスが聞いていた通りの人物で、昔は街の修道院で働いていたものの、その優秀さと独善的な性格から追放された過去がありました。

集団行動や規律が求められる修道院での生活中、バデーニは規則を守らず勉学に努めます。もともとの優秀さもありますが、努力も惜しまないため修道院の中でも圧倒的な成果を出し続けます。

しかし、修道院では勉学の時間も定められているため、そうした行動が見つかるたびに厳しい罰則を受けることになります。ただ「偉人になれるチャンスに巡り合った時、確実に掴みとる。」という信念があり、一切の妥協はありませんでした。

ある日いつものように庭の掃除をした帰り道、院長室の机に修道院の中でも限られた人しか閲覧できない本が置きっぱなしになっているのを見つけます。

その本はおそらく地動説関連の本であり、バデーニが最も興味をもつ学問であるため知識欲を抑えることができず、窓から院長室に侵入し本を読もうと手に取りますが、運悪く修道院長と鉢合わせをしてしまいます。

閲覧権限のない本を読むことは物凄く大きな罰則となるため、世間体のこともあり情けをかけられますが、数秒しか読めないことを理解した上でバデーニは本を開いてしまいます。

この行動の罰則としてバデーニは目を蝋で焼かれ、片目は失明し片目はかろうじて視力を残します。もう一つの罰として、オクジーと出会うことになる田舎の修道院に飛ばされます。

オクジーが訪ねてきた時も変わらず勉強を続けていたためすぐに追い返そうとしますが、グラスが記録していた日誌を見たことで態度が変わります。

バデーニの代わりに星の観察をすれば、グラスと見つけた(ラファウ・フベルトが残した)書物を見ることを約束し、それを果たします。その書物には、バデーニが地動説を確信するに足る情報が記されており、6話は幕を閉じます。

チ。6話の感想とネタバレ

前半はバデーニの人物像を掘り下げ、後半は本編が大きく動き出す予感を感じさせてくれる終わり方でした。

4話や5話と同様に途中までは少し退屈に感じてしまいました。というのも、バデーニの人物像はある種の王道であり、能力がめちゃくちゃ高く今の常識でみると優秀で正しいことをしているものの、作品内の価値観では異常者のように扱われるというものです。

「チ。」という作品のスタートであればそれなりに衝撃もあり、異端に対する過激さや当時の研究者の気概のようなものを感じられ、バデーニがより魅力的に映ったと思います。

罰則で定められた回数以上に自らにむちを打つシーンや、蠟で目を焼かれると知りながら本を開いてしまうシーンは、バデーニや時代を表す象徴的なものになったと思います。

ただ、1話~3話のフベルトとラファウのシーンで十分にそうしたものは描かれていますし、火あぶりの刑が普通に行われる世界観であることが分かっている6話時点では、改めてこうしたシーンを見せられても二番煎じのような印象がどうしても出てしまいます。

それでも、ラファウと近しい雰囲気のバデーニを、ラファウとは違う狂気を見せることでキャラづけしているのは、さすがだと感じました。のめり込んでしまうような作品を作れる人は、人物描写がうまいですね。

後半のバデーニが山に登り、フベルトから始まった地動説に関する書物を読んでからのシーンは興奮の連続でした。

棒を太陽に、オクジーとバデーニを惑星と例えた、地動説の説明シーンは特に最高で、物語序盤の核となる火星の不規則運動をシンプルに証明しており、オクジーと同じように視聴者も地動説と不規則運動の原因について確認を持てた瞬間だと思います。

ここからが「チ。」という作品の開幕だと思いますので、おそらくバデーニやオクジーは死なないんだと思います。(7話までしか放送されていませんが、7話を見てより強く感じました)

チ。6話のネタバレと総括

改めてここからが「チ。」のスタートだと思いました。

「チ。」は連続2クールの全25話で放送され、漫画が8巻で完結しているため、おそらく今期で完結まで行くのかなと思っています。(というか行ってほしい)

これだけのめり込んだ作品は「葬送のフリーレン」以来かもしれないので、毎週の楽しみになっています。

この勢いのまま7話の感想までまとめてしまい、8話とセットで公開するかバラバラで公開するかは、8話の内容を見て決めようかなと思っています。

【チ。-地球の運動について-】アニメ1話2話3話のネタバレ・あらすじ・感想
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【チ。-地球の運動について-】アニメ8話のネタバレ・あらすじ・感想
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この記事を書いた人

僕が気になって読んだ・見た作品のあらすじや感想をネタバレ有で紹介していきます。完全なインドア派で、暇があればいろんな作品を見たり読んだりしています。

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