今回は『チ』22話のあらすじや感想、考察、見どころなどを解説していきます。
22話ではヨレンタの意思を継いだドゥラカとシュミットが勝負に出ます!
いつも通り、前半はネタバレなしでこれまでの振り返りや22話のあらすじ、見どころを整理しつつ、後半では若干のネタバレを含みつつ22話の感想や今後について考察していきます。
21話のあらすじ・感想はこちら
23話のあらすじ・感想はこちら
チ22話のあらすじ・登場人物・見どころ
まずは、前回までの流れや22話のあらすじを整理した上で、見どころをご紹介していきます。
- これまでの振り返り
- 22話の主な登場人物
- 22話のあらすじ
- ドゥラカとノヴァクの対比
これまでの振り返り
ドゥラカに聞いた本の内容を清書したヨレンタ。その本はオクジーが書いたものであり、その本を広めることこそが、ヨレンタが異端解放戦線を作った目的だった。
異端審問官に居場所がバレたヨレンタは、予定通り審問官の前で自爆することで、捜査の足止めを行う。ヨレンタの意思を継いだドゥラカと目的実現を進めるシュミットは、印刷機を保管していた別のアジトで、異端解放戦線の仲間と合流する。
印刷が順調に進みいよいよ最終段階となった時、フライが異端解放戦線を裏切り、ノヴァクを含む異端審問官にアジトの場所を知らせる。
全員が散り散りになって逃げるか、ドゥラカを逃がすか決断を迫られる中、ドゥラカがコインで決着をつける。全員が散り散りになることが決まったが、シュミットは結果を否定し、ドゥラカを逃がすことに決める。
22話の主な登場人物
移動民族
・ドゥラカ
お金を稼ぐことを信念とし、地動説の本を稼ぐチャンスと捉え、強引にシュミットたちと同行するチャンスを得る。今ではヨレンタの意思を継ぎ、シュミットたちの想いも背負うことに。
異端解放戦線
・シュミット
異端解放戦線の部隊長。自然主義者を自称し、異端解放戦線とすべての思想が一致しているわけではない。
教会正統派
・ノヴァク
異端審問官を辞めていたが、地動説絡みと分かり捜査に協力する。
・アントニ
司教の息子であり、25年後は司教となっている。
22話のあらすじ
ドゥラカを逃がすことを決めた異端解放戦線。

ドゥラカ一人を生かし逃がすため、異端審問官との戦いが始まる。

想いを背負ったドゥラカは必死に逃げだし、思い当たる人物を訪ね交渉を始める。

ドゥラカとノヴァクの対比
ヨレンタをはじめとした異端解放戦線の想いを引き継ぎ、自身の儲けるという信念も実現させるため、ドゥラカは必至の交渉に臨みます。本を出版することで地動説の可能性を広め、本が売れるほど儲けが出るこの話は、ドゥラカにとってまたとないチャンスと言えます。
ただ、地動説に触れることは禁忌を侵す恐れもあるため、緊迫感溢れる交渉シーンは必見です!

理想の未来に向かって突き進むドゥラカに対し、過去の自分や亡きヨレンタに報いたいノヴァクが立ちはだかります。ドゥラカの想いが成就することはノヴァクの人生の否定でもあるため、向いている方向は逆ですが、ノヴァクにとっても絶対にミスは許されません。
2人の人生が掛かった大一番がはじまります。

チ22話の感想と考察
ここからは、22話を見た感想や考察をまとめていきます。一部ネタバレが含まれるのでご注意ください。
- ドゥラカの決意表明は震えた
- シュミットがかっこよすぎた
- アントニの柔軟さはさすが
- ノヴァクは見ていられなかった
ドゥラカの決意表明は震えた
ドゥラカを逃がすことを決めた異端解放戦線の面々に対し、ドゥラカが静かに語りだすシーンは最高に良かったです。
あの場にいたら、どんな檄よりも士気が高まった気がします。
ヨレンタの想いだけではなく、仕事をするだけと話すレヴァンドロフスキの言葉を引用し、「仕事をします」と言って仲間に託す背中は、とても頼もしく感じました。
シュミットがかっこよすぎた
ドゥラカに未来を託し、死地に飛び込むシュミットも本当にカッコよく、バデーニを逃がすため馬車の前に立ちはだかったオクジーを彷彿とさせるシーンでもありました。
信念のためではなく自分の意思で人を殺すことを決めた経緯や、それ故に恐れを感じる姿には、考えさせられるものがありました。
ただ、死に方は少しあっさりしていたと言いますか、これまでのシュミットであれば防げたような最期になってしまったので、そこは少し残念でした。
アントニの柔軟さはさすが
ドゥラカがどのように交渉するのかが見ものでしたが、基本的には熱量で押し切ったような内容でした。別に悪かったわけではありませんが、それ以上にアントニの懐の深さや柔軟さが目立ちました。
教会正統派の未来を一番に考えているアントニは、ドゥラカの話を聞き、地動説を唱えることのリスクと、教会が生き残る未来を天秤にかけ、生き残る可能性が高いと計算し、ドゥラカの話に乗ったようでした。
それは、ノヴァクへの問答やノヴァクが来る前にノヴァク関連の資料の破棄を命じていたことからも明らかです。
おそらく、バデーニやオクジーの時代であれば、教会正統派の力はまだまだ健在で反対勢力も脅威でなかたため、地動説を容認するような判断はしなかったと思います。実際、自分の権力のためヨレンタを処刑しようとしていました。(ここはノヴァクに対する嘘でもありました)
それが現代では、火薬や出版技術などの新しい技術と、教会正統派が直面している状況が大きく変化し、このような決断をしたのだと思います。
ノヴァクは見ていられなかった
アントニから地動説を容認する考えを聞いた時のノヴァクは見ていられませんでした。
中途半端に優秀な人材であったため、最後までいいように使われて終わる可哀そうな役割なんだと思います。下手すると自殺エンドもありえそうです。。。
このままいけば、ドゥラカの口からヨレンタのことを聞く流れになりそうですし、それを聞いた時のノヴァクを考えると、終盤はあまり話が入ってきませんでした。
本当になんとか報われて終わって欲しいです。
チ22話のあらすじと感想・考察・見どころまとめ
- これまでの振り返り
- ヨレンタはオクジーが書いた地動説の本を広めるため異端解放戦線を組織
- ヨレンタは異端審問官に居場所がばれたため、審問官の前で自爆し捜査を妨害
- ドゥラカとシュミットは印刷機を保管していた別のアジトで異端解放戦線の仲間と合流
- フライの裏切りにより、異端解放戦線のアジトがノヴァクに知られる
- 全員が散り散りになることが決まそうになるが、シュミットがドゥラカを逃がすことを決意
- 22話の主な登場人物
- ドゥラカ:ヨレンタの意思を継ぎ、地動説の本を出版して儲けることを目指す
- シュミット:異端解放戦線の部隊長で自然主義者
- ノヴァク:異端審問官を辞めていたが、地動説絡みと分かり捜査に協力する
- アントニ:司教となっている
- 22話のあらすじ
- ドゥラカを逃がすため、異端解放戦線は異端審問官と戦う
- ドゥラカは想いを背負い、必死に逃げ、交渉を始める。
- 22話の見どころ
- ドゥラカが信念とみなの想いを実現させるため臨む緊迫感
- 理想の未来に向かうドゥラカと過去に報いたいノヴァクの対立
- 感想と考察
- ドゥラカの決意表明は非常に感動的
- シュミットがドゥラカに未来を託し、死地に飛び込む姿がオクジーを彷彿とさせかっこいい
- アントニは教会の未来を第一に考え、地動説を受け入れる柔軟さを見せた
- ノヴァクはアントニの考えを聞き、報われない役割に終わる可能性があり見ていられない
チ。のあらすじ・感想・考察一覧
【チ。-地球の運動について-】アニメ1話2話3話のあらすじと感想・考察・見どころ解説
【チ。-地球の運動について-】アニメ4話5話のあらすじと感想・考察・見どころ解説
【チ。-地球の運動について-】アニメ6話のネタバレ・あらすじ・感想
【チ。-地球の運動について-】アニメ7話のネタバレ・あらすじ・感想
【チ。-地球の運動について-】アニメ8話のネタバレ・あらすじ・感想
【チ。-地球の運動について-】アニメ9話のネタバレ・あらすじ・感想
【チ。-地球の運動について-】アニメ10話のあらすじ・感想・ネタバレ
【チ。-地球の運動について-】アニメ11話のあらすじ・感想・ネタバレ
【チ。-地球の運動について-】アニメ12話のあらすじ・感想・ネタバレ
【チ。-地球の運動について-】アニメ13話のあらすじ・感想・ネタバレ
【チ。-地球の運動について-】アニメ14話のあらすじ・感想・ネタバレ
【チ。-地球の運動について-】アニメ15話のあらすじ・感想・ネタバレ
【チ。-地球の運動について-】アニメ16話のあらすじ・感想・ネタバレ
【チ。-地球の運動について-】17話のあらすじと感想・考察・見どころ解説
【チ。-地球の運動について-】18話のあらすじと感想・考察・見どころ解説
【チ。-地球の運動について-】19話のあらすじと感想・考察・見どころ解説
【チ。-地球の運動について-】20話のあらすじと感想・考察・見どころ解説
【チ。-地球の運動について-】21話のあらすじと感想・考察・見どころ解説
【チ。-地球の運動について-】22話のあらすじと感想・考察・見どころ解説
【チ。-地球の運動について-】23話のあらすじと感想・考察・見どころ解説