いよいよ最新7話のネタバレを含むあらすじ・感想をまとめていきます。
「チ。-地球の運動について-」の公式サイトのメインビジュアルの4キャラクターが全て登場し、いよいよ本格的に物語が動き出す雰囲気を感じる話しでした。
8話を楽しみしつつ、7話のあらすじや感想を整理していきます。
(1話~3話)のネタバレ・あらすじ・感想はこちら
(4話・5話)のネタバレ・あらすじ・感想はこちら
6話のネタバレ・あらすじ・感想はこちら
8話のネタバレ・あらすじ・感想はこちら
9話のネタバレ・あらすじ・感想はこちら
チ。7話のあらすじとネタバレ
バデーニは改めて石箱の中の書物を読みながら、今後の計画やルールをオクジーに伝えていきます。
行動指針は次の3つ。
・バデーニが地動説を証明できない場合は全ての書物を焼却する
・オクジーが観測手として研究に協力する
・利益を得られた場合は9割がバデーニのもの(オクジーは1割)
この方針に従って、2人は地動説を探求していくことになります。
石箱の中の書類は完成しているといえるほどまとまっているものの、論文としてはツッコミどころが多く、何か大きなものを見落としているように思えました。加えて、思慮深くまとめられている文面とは対照的に、論理展開に純粋さや幼稚さのような違和感もありました。
気になる部分はあるものの文章として完成されていることは事実であるため、このまま石箱の中の書物を中心に地動説を考えても、今ある論理以上のものは出せないと感じたバデーニは、より多くの文献を持つ人物と接触するため街へ向かいます。
舞台は大きく変わり、街の天文研究所で働くヨレンタという女性が登場します。
ヨレンタは14歳という若さに加え、女性であるということを理由に天文研究所で不当な扱いを受けていました。天文学の講義に参加することは許されず、数少ない理解者に助手を任されたかと思うとヨレンタが書いた論文の手柄を奪われてしまいます。
論文を奪われたことの動揺を隠せずにいると、たまたま通りがかったより高い地位にいる人物から「あの論文はお前が書いたのか?」と質問を受けますが、仕返しが怖くそれを否定してしまいます。
論文が認められれば、女性だからという理由で勉学に制限をかけられることはなくなり、より専門的な知識を得る機会が与えられると思っていた彼女にとって、論文を奪われただけでなく、自身で奪われたことを証明する機会を棒に振ったことを激しく後悔します。
動揺や混乱を抑えるために街の中を歩いていたヨレンタですが、何気なく掲示板を見るとそこにある天文学の問題に目が留まります。天文学について詳しい資料がないと解けないと悟った彼女は、助手として仕える教授の部屋へ行き、必要な本を読みながら解答を作成し、掲示板に貼りに行きます。
この問題こそがバデーニが用意したものであり、ヨレンタとバデーニを繋げるきっかけになります。
チ。7話の感想とネタバレ
ついに物語が動き始めました。
7話は気になる伏線が多く、今後の展開が楽しみで仕方ありません。
バデーニとオクジーの誓い
まずバデーニとオクジーの誓い?のシーンですが、バデーニから後進は作らないという発言があったため、おそらくバデーニが死ぬことはなく3人で地動説を証明してしまうのだと思います。
オクジーの性格から考えても、バデーニが不慮の事故で亡くなったとしても生前の口約束を守り、関わった書類の全てを燃やしてしまうと思います。(見ず知らずの手紙に記されたお願いすら守ろうとするため、おそらく間違いないはずです)
改めて石箱の中身を考えてみると、ラファウが残した書類はほとんどなかったと思うので、フベルトが書いたもしくは集めたものが中心のはずです。
1話や2話の話だったので細かく覚えているわけではないですが、フベルトは自分なりには答えを出すことができ、自分以上に近づける者はいない、十分に満足しているといった発言があったはずで、このことからもほとんどがフベルトのもので間違いないと思います。
それに対してバデーニは「完成している」「ツッコミどころは多い」「幼稚だ」と評価したと考えています。
つまり、ラファウが作成したものと考えると違和感ない発言でしたが、フベルトが作成したものと考えると大きな違和感がありました。
自分なりにこの件について考えてみると、語り継がれるような偉人になりたいと考えているバデーニと、神や宇宙を信じ自分の中で納得できる答えを追求したいと考えるフベルトの考え方の違いが、書物のできの評価の違いになっていると思います。
そのため、フベルト的にはわざわざまとめなくても分かり切っていることは書物にまとめておらず、論文としてみるとツッコミどころがある=穴が多い文章になってしまったのだと思います。(長年証明されない数学の公式みたいな感じだと解釈しています)
ただ、なにかが大きく足りないという旨の発言もあったため、もしかするとフベルトの考えた宇宙の形に問題があったのかもしれません。
いずれにせよ、フベルトの出した結論を証明していく話になるのか、間違った説を修正しつつ地動説を証明していく話になると思いますので、これからが本当に楽しみです。
少し脱線しますが「慎重な知性と大胆な度胸を持つ完璧な英傑」と確信をもって、自身を評価しているバデーニは最高でした。
ヨレンタの今後
ヨレンタが掲示板の問題をあっさり解いた所もすごかったですが、なんといってもノヴァクの娘であることに驚きました。個人的には、いろいろあった7話でしたが、このシーンの驚きに全てもっていかれました。
おそらく顔はまだ出ていなかったと思いますが、ノヴァクの声優である津田健次郎さんの渋い声は特徴的なので、見ていた人はすぐに気づいたのではないでしょうか?
ヨレンタは自身の名前や功績を世間に残したいという想いが強いため、バデーニと似ている部分もありますが、論文の件で折れてしまったシーンやその後にクヨクヨしてしまうシーンを見ると、優秀ではあるものの普通の人という印象が強かったです。
それだけだと、世間と戦いながらバデーニの研究を手伝うキャラクターの一人になってしまいますが、そこにノヴァクの娘という特徴も加わると一気に見る目が変わってしまいます。
年齢もラファウの1つ下になるため、ラファウと重なる・重ねられるシーンも期待でき、ノヴァクが異端審問官である自分と父親としての自分の間で苦悩するような瞬間も見られるかもしれません。
記憶があいまいですが、平凡に安全に家族と過ごせれば良いみたいな発言をしていた気もするので、ヨレンタを中心とした物語もどのように進んでいくのか気になります。
チ。7話のネタバレと総括
7話ではついに物語が動き始めました。
メインビジュアルの4人がすべて登場しただけでなく、これまではフベルトの唱えていた地動説が作中で最も進んだものでしたが、バデーニ・オクジー・ヨレンタの3人がより完成度の高いものを作っていくはずです。
8話はヨレンタを味方につけるような話になるか、3人で今後の作戦会議をする話になると思いますが、個人的にはヨレンタはサクッと仲間になってもらう方が展開が早くうれしいですが、ひと悶着あった方が世界観が広がる気もするので、おとなしく8話の公開を待とうと思います。
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