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【チ。-地球の運動について-】アニメ8話のネタバレ・あらすじ・感想~イカロスにならねば~

チ。-地球の運動について-8話「イカロスにならねば」ネタバレ・あらすじ・感想

「チ。-地球の運動について-」の8話のネタバレを含むあらすじ・感想をまとめていきます。

8話は物語の進め方と深掘り方のバランスがとてもよかったように思います。

(1話~3話)のネタバレ・あらすじ・感想はこちら
(4話・5話)のネタバレ・あらすじ・感想はこちら
6話のネタバレ・あらすじ・感想はこちら
7話のネタバレ・あらすじ・感想はこちら
9話のネタバレ・あらすじ・感想はこちら

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目次

チ。8話のあらすじとネタバレ

ヨレンタはバデーニの出した問題の解答を掲示板に貼っていた姿を、運悪くバデーニとオクジーにみられてしまいます。

混乱していた頭を静めるために問題を解き、その答えがあっているか知れれば良いという気持ちでいたヨレンタにとって、女性である自分が詳細な観測日誌が必要となる問題を解いたと知られるのは非常に問題でした。

バデーニに話しかけられた彼女は、咄嗟に自分が書いたものではなく主人が書いたものだと嘘をつきます。バデーニは不審に思いながらも主人と話がしたいと口実を作り、ヨレンタの主人が住む屋敷に向かいます。

屋敷への道中、バデーニの疑念は確認に変わります。ヨレンタと会話する中で、自身の問題を解いたのがヨレンタであり、女性であること慎重に立ち振る舞う性格であることを踏まえ、好都合であると考えます。

屋敷につくと(おそらくヨレンタの下宿先)、バデーニは天文の話から地動説について話を展開します。当然ヨレンタはその話をすぐに静止し帰るように促しますが、バデーニも明日も掲示板で待つことを伝えます。

その夜、いつものように教授であるピャスト伯の話を盗み聞きをし、8話タイトルであるイカロスの話を聞きます。盗み聞きをした後、庭で考え事をしているとピャスト伯に声を掛けられ、論文を書いたら自分に直接持ってくるように言われます。

翌日、ヨレンタはバデーニと合流し地動説について研究することを約束します。加えて、天文に関する書籍を多数所有しているピャスト伯の協力を得ようと提案します。(条件を出します)

ピャスト伯は天動説を信じており、より完璧な天動説を立証するために研究を続けてきた第一人者で、この分野で知らない人はいません。

勝算の低さやリスクの大きさから、バデーニはこの提案を断ろうと思いますが、ヨレンタの熱に押される形にはなりましたが、万が一の時は彼女のせいにして逃れることを考えながらピャスト伯の自宅に向かいます。

ピャスト伯が自分に死期が迫っていることを感じていたことが幸いし、バデーニたちは門前払いされることなく、話を聞いてもらえます。

そんな彼らの姿と自身の若き日の姿を重ねながら、これまでの自分が間違っていたかもしれないという気持ちとバデーニの話が正しいのかもしれないという気持ちに揺れ動きます。

チ。8話の感想とネタバレ

8話は今後の展開が気になるシーンがとても多かったように思います。伏線というよりはここからどう動いていくのか?と考えるシーンが多かったです。

バデーニのヨレンタに対する評価

もしもの場合は魔女に騙されたということにする。

というバデーニの一言はバデーニらしいと言えばらしいですが、らしくないと言えばらしくない印象がありました。

表面的に見えるバデーニであれば、確実にヨレンタを生贄にして上手く逃げるように立ち回る人間に見えますが、オクジーとの会話や過去の回想シーンから想像されるバデーニは、根は優しくいざというときは裏切れない人にも感じられます。

そう考えてみると、石箱の中の手紙を燃やしたことや、利益の9割を手にすることも、言葉通りの行動をとるのか、最後は善人ムーブになるのか分からなくなってきました。まぁ、お金については宣言通りすべて持っていきそうな気がしますが。

ヨレンタのカッコよさ

“大地を動かす無謀さに比べたらささいなことでは?”

この言葉はめちゃくちゃカッコよかったですね。

バデーニの話が正論であり、ヨレンタの提案が机上論に思えましたが、この一言で一気に持っていかれました。本当にかっこいい。

しかも、ピャスト伯の持っている資料や権限という自分たちの研究に必要な情報という観点だけでなく、ピャスト伯の性格(おそらく前日のイカロスの話、論文の話)を読み解き、心理を重んじる人である、と交渉の余地があるところまで見抜いているのはさすがでした。

ピャスト伯の聡明さ

ヨレンタが奪われた論文をヨレンタが書いたことや、隠れて講義を聴いていることを見抜いていたと感じられるシーンやセリフがあり、こちらは正直驚きました。

それまでのシーンや弟子達の扱い方から「もうろくしているものの権限があり厄介なじじい」というタイプのキャラクターかと思っていましたが、今も現役で頭もバリバリに冴えていることが分かりました。

加えて、自身とは全く考えの異なるバデーニの話を聞き、異端として通報することもなく、あくまで天文の真理のために行動するという、懐の深さや柔軟性も垣間見ることができ、ピャスト伯の評価が爆上がりした人も多かったのではないでしょうか?

この先、ピャスト伯がどう絡んでくるのか楽しみですが、個人的にはヨレンタやバデーニを異端審問官から守り、身代わりになるくらいまではやってもおかしくない印象がありました。

チ。8話のネタバレと総括

8話は僕がイメージしていた展開のちょうど真ん中くらいのスピードで進んだため、結果的にはとても満足度が高かったです。

ヨレンタもあっさり味方になるわけではなく、ピャスト伯の過去も知ることができ、物語の展開と深さがちょうど良いバランスだったように思います。

明日は9話が放送されるので、できるだけ早く見て感想をUPしようと思います。

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この記事を書いた人

僕が気になって読んだ・見た作品のあらすじや感想をネタバレ有で紹介していきます。完全なインドア派で、暇があればいろんな作品を見たり読んだりしています。

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